アーユルヴェーダを少しかじってみます。
参考にしたのは蓮村 誠医学博士の著書「きょうの毒出し(Amazon)」です。
私の興味をひいた内容をお知らせします。食に関する心得が多くなっています。
いわゆる一般的な健康常識と相いれない内容があるかもしれませんが、ひとつの意見として参考にして下さい。
いつもの習慣にちょっとした良い変化をもたらすきっかけになるかもしれません。
本文内のページ数は「きょうの毒出し」からの引用ページを表しています。
舌の掃除 「毒素が体に逆戻り」とは?
舌の表面についている「舌苔(ぜったい)」の掃除は、主に口臭予防の手段として話題になりますが、いまいちメジャーでない感があります。
蓮村氏は著書で次のように解説されています。
ネバネバして嫌な味がしたり、舌苔がべったりとこびりついていたら、それは毒素がたまっているサイン。
食べたり飲んだりして体内に入ったものがきちんと消化されないと、未消化物=毒素となり、からだの各所に蓄積されていきます。
それが夜のあいだに血流にのって運ばれ、翌朝、舌の上に出てくるのです。これが舌苔です。(28ページ)
舌苔を取り除くとからだの毒素を減らせるわけです。
ショッキングなことに、舌苔は朝10時を過ぎると体内に逆戻りするそうです。舌苔は朝早いうちに取ってしまうのが良いのです。
舌の掃除は歯を磨いた後に行います。
その際、歯ブラシで舌の上をこするのは絶対ダメ。味を感じる味蕾(みらい)が傷ついてしまいます。
タンクリーナーが無いなら、スプーンでそぐようにして舌苔をとります。
その際、プラスチック製のスプーンは避けたほうが良いそうです。(28~29ページ)
朝食はどう食べる?「たくさん食べる」「食べない」どちらもNG!
世の中には「朝食は食べないほうが健康になる」「朝食は一日のエネルギー源なのでたくさん食べてもよい」といった話がありますが、毒出しを意識するならこれはどちらも間違いで、「朝食は軽めに食べる」のが正解なのだそうです。
おすすめの献立としては、野菜を使ったスープなど、消化が良くて温かく作りたてのもの。
あるいはパン1枚とホットミルク1杯、炊きたてのご飯1膳とお味噌汁1杯といった組み合わせです。
朝は消化器官がまだ本格的に活動していないので、たくさん食べると身体が重くなってしまいます。また、冷たい飲み物は消化力を弱めるので絶対ダメです。(34~35ページ)
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