食道がんのリスク 炭酸飲料と飲酒・喫煙

米エール大学の研究によると、炭酸飲料を多く飲む人は食道がんになりにくいそうです。
 
「米国立がん研究所報」06年1月4日号に発表されました。
 
同大学メイン教授の研究グループは1095人のがん患者と比較するため687人のデータ研究と聞き取り調査を行いました。
 

その結果、炭酸清涼飲料水をたくさん飲む人ほど食道がんになりにくいことが判明しました。もっとも多く飲む人で53%も食道がんになりにくいという例もあったのです。
 
 
う~ん、この理由は何なのでしょうか?因果関係がいまいちよくわかりませんが・・・。炭酸が何らかの作用をしているというのが一番有力だとは思いますが。
 
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とはいえ、食道がんを防ぐために炭酸飲料を飲むのはどうかな?と思います。糖分を含んでいるのであれば肥満や糖尿病のリスクを上げてしまいますし。
 
もし習慣として飲むのであれば、糖分を含まない炭酸水が良いでしょう。
 
 
炭酸水は食道がんのリスクを下げると考えられる例ですが、リスクを上げる例もあります。
 

飲めない人の飲酒と喫煙で食道がんのリスク大幅アップ

お酒に弱い人が飲酒と喫煙をすると食道がんのリスクが大幅に高くなってしまうそうです。
 
東京大学の中村祐輔教授と松田浩一助教授の研究チームが、食道がんの患者1070人と健康な人2832人を対象に行った調査で判明しました。
 
 
お酒を飲むと顔がすぐに赤くなる人はいわゆる「お酒に弱い」体質で、アルコールを分解する酵素の働きが弱いことがわかっています。
 
こうした「飲めない」人が1日に缶ビール1本以上の飲酒をし、かつ喫煙をすると、お酒に強く喫煙しない人に比べて食道がんになるリスクが190倍も高くなるのだそうです。
 
 
なぜこれほどリスクが高まるのでしょうか?
 
その主な理由はアセトアルデヒドにあるようです。アセトアルデヒドには発がん性があることがわかっています。
 

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調査では、対象者の約55万か所におよぶ遺伝情報の違いが比較されました。その結果、
 
・アセトアルデヒドを分解する酵素
・アセトアルデヒドをアルコールから作る酵素
 
の二つが食道がんのリスクに関わっていることがわかったのです。
 
前者の酵素が弱いと、体内にいつまでもアセトアルデヒドが残って「お酒に弱い人」になり、後者の酵素が弱いと、気分が悪くなる前に飲みすぎるためにアセトアルデヒドが増えやすくなります。
 
 
実は、アセトアルデヒトはタバコの煙にも含まれています。
 
飲めない人がアルコールを飲むと体内のアセトアルデヒドの量が増えやすい上、さらにタバコまで吸うと煙のアセトアルデヒドまで吸収してしまうことになります。
 
このふたつのアセトアルデヒドの相乗効果で食道がんのリスクが大幅に上がってしまうと考えられています。
 
 
あまり飲めない体質の人で、飲酒・喫煙両方の習慣があるなら、食道がんのリスクはかなり高いといえるのではないでしょうか。
 

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