がん全般について 日本は患者・死亡者数増加中 検診を忘れずに

1930年ごろは結核が一番多い死亡原因でしたが、1950年代から徐々にがんが増えてきました。
 
06年は二人に一人ががんにかかり、そのうち三分の一が亡くなっています。

がんは健康に気をつけていても発症してしまうケースがあり、予防はなかなか難しいですが、防ぐ参考になる情報をまとめています。
 
◆目次
がんの原因や部位別死亡率など
アメリカでは減少しているがん死者数と日本で減らない理由
がん予防15ヶ条 運動・食事習慣
 
(関連コンテンツ)
がん予防の本
 


◆がんの原因や部位別死亡率など
原因がわかっているがんは、喫煙、飲酒、食生活の三要素で発生原因の七割を占めています。
 
喫煙と過度の飲酒、食生活の改善が、がん抑制に有効です。
 
がんの部位別死亡率は以下のとおりです。(2003年統計)

男性 1位 肺がん(22%) 2位 胃がん(17%) 3位 肝臓がん(13%)
 
女性 1位 胃がん(14%)  2位 肺がん(12%) 3位 結腸がん(11%)

男性の肺がんの約7割はタバコが原因です。
 
遺伝の影響で発生するがんは現在30種類ほどがわかっています。大腸や乳腺、甲状腺などが主な発生部位です。
 
親に遺伝子異常があれば子供が必ずがんになるというわけではありません。
 
遺伝子は父、母から受け継いでいて、必ず対になっています。そのため、片方が正常で、そこから正しい指令が出されていれば正常な働きをします。
 
両方の遺伝子に異常があって初めてがんになるのです。
 
遺伝性のがんでないにしても、家族の中にがんの人が多い家系というのは確かに存在します。こういった家系の人たちは、やはり遺伝子にどこか弱いところがあると考えられます。
 
がんの予防には1日400グラムの野菜・果物をとるのが目安といわれています。
 
日本人は、野菜の摂取量は満たしていても、果物は不足気味になっているケースが多いようです。毎食の野菜と毎日の果物を心がけましょう。
 
06年現在、日本ではがんの患者数、死亡数共に増加しているのに対して、アメリカでは患者数は増加していながらも死亡者数は微減しています。
 
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◆アメリカでは減少しているがん死者数と日本で減らない理由
アメリカでがんによる死亡者数が減少傾向に入ったのは90年初頭からです。
 
アメリカでのがん死亡者数減少の理由としては、
 
・医療現場が食事療法や運動療法、ライフスタイルの改善などあらゆる角度からがん根治に取り組んでいる
・補完・代替医療に使われるサプリメントが充実している
 
などがあげられています。
 
 
日本でがん死亡者数が減らない理由として、がん検診受診率の低さがあげられています。
 
周囲を見回してみても、40歳代でがん検診や人間ドックをすすんで受ける人はあまりいないのではないでしょうか。
 
特に自営業の人は、検診がおろそかになりがちです。定期的に検診を受けるよう心がけましょう。
 
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◆がん予防15ヶ条 運動・食事習慣
がん予防15ヶ条は、がん発症を防ぐために、世界がん研究基金とアメリカがん研究財団が作成した生活の指針です。
 
がんの予防に効果的とされる運動習慣や食習慣を15項目まとめたものです。
 
以下に紹介します。

1 植物性食品を主体とした食事をする
2 BMIを18.5~25に維持し、成人になってから体重を5kg以上増やさない
3 1日一時間の活発な歩行と週一時間の強めの運動
 
4 野菜・果物を一日400g~800g食べる
5 穀類、豆類、根菜類を一日600g~800g食べる
6 飲酒は勧められない どうしても飲むならば男性は一日2杯以下、女性は一日1杯以下に
 
7 加工品も含む牛肉・豚肉の量は一日80g以下に 魚肉、鶏肉の方が良い
8 動物性脂肪を控え、植物性脂肪は適度に摂取
9 食塩摂取量は一日6g以下にする 調理にはスパイス類を使い、加工食品の塩分にも注意する
 
10 長期保存の結果、カビが生えている可能性のあるものは食べない
11 腐敗しやすい食品は冷蔵庫で保存する
12 添加物や農薬などの残留物は規制が不十分ならば危険 適切な規制下では問題ない
 
13 焦げた食品は食べない
14 この勧告の各項目に従っていれば、栄養補助食品は摂取不要
15 タバコは吸わない

6について、これまで飲酒は「適量なら健康に良い」といわれてきましたが、07年ごろから「わずかな量の飲酒でもがんの可能性を上げる」との主張も目立つようになってきました。
 
9の食塩量は、日本では平均で10gを超えているという報告があります。
 
高血圧予防の観点からも減塩の必要性は以前から言われていますが、なかなか難しいようです。
 
今後研究が進めば15項目の内容が変わる可能性もありますが、一つの指針として頭に入れておいてはいかがでしょうか。
 
がん予防の本
 

 

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