日本人が亡くなる原因のトップが、がんであることは改めて言うまでもありません。
 
有名人のがん発症ニュースは多いですし、管理人の周囲にも「がんで亡くなった」「がんの治療をしている」といった話はたくさんあります。(管理人自身が注意しなくてはいけない年齢ですので)


 
これだけ症例が多くなると、いきおい治療法についても様々取りざたされます。「食べ物でがんが消えた!」「がんを克服した奇跡の○○療法!」といった主張もあるようです。
 
川島なおみさんががんを発症した際には「金の棒で身体をこする」といった「がん治療法」が報じられました。
 
私としては、こうしたやり方を全否定するつもりはありません。実際にがんが治った人もいるのでしょう。
 
しかし、こんな↓データがあることも頭に入れておくべきではないでしょうか。
 
日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科の勝俣範之教授によると、がんの自然治癒が起きるのは
 
100万人に1人程度
 
なのだそうです。
(雑誌「週刊新潮」2015年6月11日号43ページ)
 
当サイトのがんに対するスタンスは、

■まずはがんにならないよう心がける
 
■不幸にしてがんになることもあるので、早期発見のために定期検診を欠かさない

 
といったところです。
 
俳優の渡辺謙さんが胃がんを発見して手術を成功させた際、このようにツイートされました。

「いやぁ驚きました。妻が行ってと勧めた人間ドックで癌発見。かなり早期なので早々に手術しました」
 
「この段階での発見は奇跡、点検は大事ですわ。妻、そして人間ドックを紹介してくれた娘にも感謝です」

がんは確かに恐ろしい病気ですが、現在は検査法・手術法ともに確立しており、なおかつ進歩を続けています。
 
確固とした根拠のない「治療法」よりも、治癒させた例が多数ある対処を選択するべきではないでしょうか。