乳がんへの注意を喚起する、宮崎ますみさんのCMがありました。
宮崎さんは05年10月に乳がんと診断され、12月2日に手術を受けています。
乳がんへの理解促進や検診の周知のため、近年は女性の有名人が自身の乳がん発症を公表する例が増えています。
このコンテンツでは女性芸能人の乳がんについてまとめています。
日本で増えている乳がん しかし検診を受ける人の割合は?
日本では乳がんが年々増えており、推定で年間4万人が発症し、05年は1万人が死亡しています。女性の20人に1人がかかる計算になります。
30歳代から40歳後半という働き盛り・子育て世代に最も多く発症するので、生活への影響は甚大です。
しかし早期発見できれば90%以上完治できます。
40歳になったら年に一回はマンモグラフイー検査を受けるようにしましょう。
マンモグラフィーとは、乳房の状態を写すエックス線撮影装置です。乳がんをはじめ乳房にできる病気をほとんど発見できます。
触診でもわからない乳がんの初期症状のひとつ、石灰化(砂上の粒)も写し出すことができます。
こうした検査技術が発達したため、最近は非常に小さながん細胞も発見できるようになったのです。
・・・しかし、あなたのまわりに「自発的にマンモグラフィーなどの検査を受けた」という女性は何人いるでしょうか?
おそらくほとんどいないのではありませんか?
それもそのはず、マンモグラフィ検診を受けている女性の割合は、たったの3%なんです(06年現在)。
「20人に1人でガンが発症する」って、かなり高い割合だと思うのは私だけでしょうか。もっと乳がんへの関心は高まっていいはずです。
ちなみに乳がんは、子だくさんの女性ほど発症率が低いそうです。
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川村カオリさんの乳がん 発症後の生活
08年の10月1日、歌手の川村カオリさんがご自身のブログで乳がんの再発を発表されました。
リンパ節・骨・肺の三ヶ所に転移しているそうです。
川村さんは2004年に乳癌が発症していて、その際は左乳房の切除手術と抗がん剤治療を受けています。05年には芸能活動を再開しました。
今回の乳がん再発を川村さんはブログで発表されています。
ameblo.jp/kawamurakaori/entry-10145736395.html
そのブログ記事を以下に引用させて頂きます。
私の生き方は変わりません。
「前進あるのみ」
あるがままに・・・
なるようにしかならないさ・・・
後ろは振り向かない・・・
だから心配いらないよ
道は見えてるよ
うーん、何とも残念です。
1971年1月23日生まれですから、この時点で川村さんは38歳ですよ!
かつてブログのプロフィール写真は川村さんがタバコを吸ってる姿だったのですが現在(09年2月2日)では写真が替わっています。
私個人的にはこちらの方が良いです・・・。
この発表後、川村さんはライブなどの音楽活動を続けつつ、がんと闘っています。
ブログによると
・体を冷やさないように
・適度な運動
・気功
・人参ジュース
・深い呼吸
・質の良い眠りをとる
といったことを川村さんは心がけていて、乳がんに関する本も読んでらっしゃいます。「温めるとがんの痛みは楽になる」のだそうです。
抗がん剤を打った後は違和感を感じるなど体調に波があるようですが、ブログからはそんなことに負けない前向きさを感じます。
初詣で引いたおみくじは大吉だったそうですし。
※追記
歌手の川村カオリさんが2009年7月28日に乳がんで亡くなりました。
享年38だそうで、私とほとんど同い年ですよ。
同年代の人ががんで亡くなったと聞くと、現実感が急に増すような気がして、検査・予防が大事だなとつくづく感じます。
ご冥福をお祈りいたします。
- MY SWEET HOME 君に伝えたいこと(レビューあり)
川村カオリさんの乳がん闘病記です。
山田邦子さんの乳がん 自己検診でしこり早期発見が幸い
タレントの山田邦子さんは07年6月14日放送のテレビ番組収録中に自らが乳がんだったことを告白しました。
同年3月に山田さんは医師から乳がんの自己検診法を教わり、実践したところ胸のしこりに気付いたのです。
その後の病院の検査では両胸の計三ヶ所にがんが見つかりました。
早期に見つけたことが幸いし、入院はわずか6日間、手術は4/27と5/28の二回で済みました。
がんは無事摘出され、術後の経過も良好です。6月12日には医師からも「もう大丈夫」と言われました。以後は放射線治療を中心に行い、再発の可能性をゼロにします。
乳房もほぼ無傷に近い状態で、山田さんによると、がんを取り除いたところは「ボコッとへこんだ」そうですが「他の部分の脂肪を寄せ集めて埋めちゃった」のだとか。
山田さんは医療技術に驚くと同時に「脂肪を集めるなら、お腹の肉からやってもらえますかってお願いしたら怒られた」そうです。
山田さんの場合、その後再発したという話を聞かないので完治したと判断して良いのではないでしょうか。
渚ゆう子さん 乳がんと手術後のうつ病 復帰できた理由は
70年代に「京都の恋」などを大ヒットさせた歌手の渚ゆう子さんは03年の8月、乳がんと診断されました。
乳房のしこりを診察したところ、4センチほどの悪性腫瘍が乳腺組織にできていたのです。
手術は2回行われ、左乳房の上部と下部を切除しました。
手術後は傷口が痛み、倦怠感や微熱が続きました。病院に行く時以外は外出せず、家に閉じこもって暴飲暴食していたそうです。
生きていくのが嫌になり、考えるのは自殺のことばかり。やがてうつ病になり、誰とも話をしなくなってしまいます。
うつ病は06年4月まで続きました。渚さんによると、うつ病を克服できたのはお母さんとお兄さんが励まし続けてくれたからだそうです。同年5月には歌手としての仕事に復帰できました。
その後は痛みを少し感じるものの、定期的に通院しながら歌を歌い続けています。乳房の再建手術はしないそうです。
乳がんではホルモン療法を施すことがあります。その際、ホルモン剤の副作用としてうつ症状が起きることがあります。
その他にもめまい、ほてり、頭痛、食欲不振などが起こります。こうした副作用がひどい場合、主治医に相談して別のホルモン剤を処方してもらうなどの対処をします。
それでもうつが軽くならない場合は心療内科や精神科を受診しましょう。
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アンジェリーナジョリーさん 乳がん予防で乳房切除
女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが乳がんの予防措置として、両乳房の切除手術を受けましたね。
切除したのは2013年2月で、そのおよそ2ヵ月後には乳房の再建手術を受けたそうです。
共同通信の配信記事を以下にまとめます。
・切除手術を決断したのは、母親がかんで約10年間闘病生活を送り、56歳で他界したことも影響している
・この手術により乳がんになる可能性は5%未満にまで低下した
・この過程を公表した理由として、本人は「私の経験が他の女性の役に立てばと思った」としている
要は
「乳がんになるリスクが非常に高いと医師から告げられたため、前もって乳房を切除し、その後乳房再建手術を受けた」
というわけです。
本人は「私の経験が他の女性に役立てば」とコメントしています。
今回の決断にケチをつけるわけではありませんが、
「乳がんのリスクが高い」と告知された一般女性で、乳房を切除し、その後再建手術を受けられる一般女性がどれほどいるでしょうか?
ほとんどの女性は、自分の乳がん発症リスクがどれくらいかすら知らないはずです。
アンジェリーナ・ジョリーさんのケースって、かなり特殊じゃありませんか?
私としては、
・不幸にも発症してしまったら、早期に手術をして乳がんを克服する
・痛くないマンモグラフィ検査の開発・普及
・がん発症リスク算出の信ぴょう性を上げる
といったことの周知や啓蒙活動をしてくれたら良かったのになぁ、と思います。
一般女性にとっては、アンジェリーナ・ジョリーさんに「たとえ乳がんになっても、早期に処置をすれば大丈夫!」と言って(場合によっては身をもって証明して)くれたほうがはるかに力になるのではないでしょうか。
もしかしたらアメリカでは「乳房をとってしまう」という発想が一般的なのでしょうか?(ちなみに、この手術は日本でも受けられるようになりそうです。下の記事をご覧ください)
今後の経過に注目したいものです。
乳がん対策の乳房切除手術 日本でも 費用は?
上の記事で紹介したアンジェリーナジョリーさんの手術は近い将来、日本でも受けられるようになりそうです。
MSN産経ニュースさんの記事のポイントをまとめます。
国内でも乳がん対策 聖路加病院が承認
sankei.jp.msn.com/science/news/130520/scn13052021090004-n1.htm
(現在は削除されています)
・がん研究会有明病院(東京都)も同様の準備を進めている
・聖路加国際病院の基準では、遺伝性乳がんに関する遺伝子「BRCA1」か「BRCA2」に変異が見つかった場合に手術の対象となる
・現時点では、この切除手術は保険の適用外 乳がんのリスクを調べる遺伝子検査は国内80ヶ所以上の医療機関で受けられる
乳がん発症のリスクが高い女性が、あらかじめ乳房を切除する手術は日本でも実施目前(上記事掲載時点)だったのですね。
個人的には少々違和感を感じますが、乳がんになるかもしれないと危機感を感じる女性にとっては、選択肢が増えるのは良いことではないでしょうか。
費用がどれほどかかるかというと、こちらの記事によると、
アンジェリーナ・ジョリーが公表した「乳房予防切除」って何? 費用や懸念は?
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130527-00010002-wordleaf-hlth&p=2
・遺伝子検査は10数万円から40万円弱
・乳房予防切除手術は100万円以上
なのだそうです。
保険適用無しならもちろん、適用されてもかなり高額になりそうですね。
島倉千代子さんの不義理(?)健康法 乳がん発症も
歌手の島倉千代子さんはデビュー以来、ずっと「歌100%、人生・私生活は0%」という毎日でした。
それが今は「歌が50%、人生も50%、どちらも大切」と力まなくなりました。
人間関係もシンプルにして、パーティーなどにも「出席しない」選択をするようになったのです。
(この記事は2008年に作成しています)
いわば「不義理健康法」を実践するようになって、ストレスがたまらなくなり、声も良く出るようになりました。
島倉千代子さんについて以前ウィキペディアで調べたことがあります。
島倉さんて、何回も人に騙されてるんですね。結果的に、何億というものすごい金額の借金を背負わされる目にあっています。(さらには、乳がんも発症されています。下に記事を作成しています)
つい人を信じてしまうというか、頼まれたら断れない性格なんでしょうか?
こうした性格でいると人から頼りにされて人望を集める一方で、悪い言い方をすれば人から「食い物」にされてしまう危険性もありますよね。
この記事のように、ある程度は「不義理」というかドライな人付き合いというのも絶対に必要だと思います。
いわゆる「誰からも嫌われないようにいい顔をする」のは間違いなくストレスがたまります。島倉さんのように借金を背負わされるハメにならないとも限りません。
実際に「食い物にしてやろう」と狙っている連中も世間には山ほどいますから。
島倉さんの「不義理健康法」は一般の人も真似すればストレスが軽くなるケースがたくさんあるのではないでしょうか。
誤解を恐れずさらに言うなら、携帯電話という便利な(?)文明の利器のおかげでストレスがたまってるなんてこと、ありませんか?
島倉千代子さんの乳がん 手術は大成功 しかし自覚症状は…
島倉さんは93年の1月に健康診断を受けた際、左胸に腫瘍を発見しています。
当初は良性という判断だったのですが、東京共済病院で再検査を受けた結果「悪性腫瘍の疑いあり」という診察が下されました。早期の乳がんで、切除手術が必要だったのです。
乳がんと告げられた島倉さんは大きなショックを受け、何日も眠れなかったそうです。
しかし病院から「手術は100%成功する」と太鼓判を押された島倉さんは、手術する前からリハビリ後の復帰にまで考えが及び、「歌いたいから負けられない。早く元気になって歌いたい」と奮い立ちました。
同年3月25日に行われた東京共済病院での手術は三時間ほどで無事成功します。
左胸の乳腺を四分の一と、がんの転移を防ぐために脇の下のリンパ腺付近を10cm切除する手術でした。
病院によれば予定通りの手術で、島倉さん自身も非常に元気だったそうです。術後の経過も良く、退院した4月18日には100人以上のファンが病院に詰めかけ、島倉さんコールを送りました。
島倉さんの手術痕は非常にきれいで、本人が記者会見で「きれいな傷だからお見せしたい」というほどでした。
島倉さんに乳がんの自覚症状は全く無かったそうで、超音波検査により発見されました。手術やその後の経過が順調だったのも、早期に発見されたからであることは間違いありません。
乳がんが判明し、手術をした時島倉さんは55歳で、まさに元気な盛りです。本人も「信じられなかった」そうなので、「私は大丈夫だろう」という考えは危険です。
根拠の無い自信よりも、とりあえず一度乳がん検診を受けましょう。
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