メシマコブは、長崎県男女群島の女島に多く自生していたことからこの名前がつきました。

1960年代以降、抗がん作用があるとして注目され、韓国の製薬会社が菌糸体の培養に成功したことから注目を集めるようになりました。

メシマコブは免疫細胞を活性化

メシマコブは自生では成長が遅く、研究も進まなかったのですが、菌糸体の培養技術が開発されたことで研究が一気に進みました。
 
韓国では93年に医薬品として認可され、がん治療にも使われています。
 
韓国の病院ではがん患者に1回あたりメシマコブを1.1g、一日三回の服用を勧める治療が一般的です。
 
メシマコブはマクロファージ、T細胞、NK細胞などの免疫細胞を活性化するため、がんの増殖や転移を防ぐと考えられています。また、抗がん剤による副作用も緩和するという報告もあります。
 

 
1968に国立がんセンターと東京大学が、マウスを使ってメシマコブの効能実験を共同で行っています。
 
マウスにメシマコブの抽出液を与えたところ、腫瘍増殖阻止率が96.7%という結果が出てています。
 
がん患者以外の人が飲むと免疫力が高まり、カゼなどの予防効果が期待できます。
 
一度に大量に摂取すると嘔吐や下痢を起こすことがあるので服用量は守りましょう。
 
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