寒天ダイエットは05年に大流行しました。
 
食事にまぜるだけ、といった手軽さや、効果もかなり期待できるとあって、メディアの報道も盛んでした。

ここではおさらいの意味もかねて、簡単なやり方と注意点を紹介します。

寒天ゼリーを夕食前に食べる→血糖値上昇がゆるやかに

寒天ダイエットのさきがけとなった、横浜市立大医学部の栃久保(とちくぼ)修教授によると、寒天ダイエットとは
 
「粉寒天にして3gほど入ったゼリーなどの食品を毎日、夕食前に食べる」
 
のが効果的なのだそうです。
 
寒天は食物繊維が豊富なので、食前に食べると食後の血糖値上昇をゆるやかにしてくれるのです。
 

注意点 摂取上限量を超えてはダメ

「それなら、寒天をたくさんとるほどいいだろう」と考えそうですが、これはダメです。
 
10g以上の寒天を一度に口にしてはいけません。
 
寒天を過剰に摂取するとおなかが張って、下痢や便秘の原因になってしまいます。
 
便通を促すはずの寒天で、便秘になっては何のために飲んでいるのかわかりません。
 

 
また、寒天を使う時は必ずしっかり煮溶かしましょう。
 
糸や棒タイプの寒天は形がなくなるので分かりやすいですが、粉タイプはわかりにくいため、沸騰した状態で1分半から2分は煮るようにしましょう。