”メタボ基準”のウエストサイズと長生きデータの乖離

「メタボリック症候群に注意が必要になるウエストサイズは男性85cm以上、女性90cm以上」
 
という数字は、メディアにもよく登場してます。
 
この数字は厚労省が発表した、ウエストのサイズでのメタボリック症候群診断基準値です。(06年現在)
 

ところが、この診断基準では40歳から74歳の男性は2人に1人はメタボリック症候群予備軍になってしまうそうです。
 
さらに、日本人の死亡率を調査するとちょっと太り気味くらいの人が最も長生きしています。心筋梗塞になる確率も、ウエストが太めの人は低くなるとか。
 
 
つまり、日本人はコレステロール・血圧が高めでウエストが太くても長生きしている人が多いということになります。
 
 
ちなみに、私は皮下脂肪は少しくらい付いていたほうが良いと考えています(内臓脂肪はマズイですが)。
 
皮下脂肪が少し付いていると体が冷えず、カゼもひきにくくなるのではないでしょうか。痩せているほどいい、というのは違うと思います。
 
 
日本ではいま(06年現在)、総コレステロール220以上の人を「高脂血症」と定義しています。しかし死亡率が最も低いのはコレステロール220から239の人たちなのだそうです。
 
 
東京医科歯科大学の藤田紘一郎名誉教授はこうした数値基準と実際のデータとのギャップを指摘しています。
 
数字から受けるイメージや通説と、実際の健康データとでは乖離があるということでしょうか。
 

ダイエット直後に体重が減って体脂肪率が増える理由

「やや太り気味のほうが長生き」といっても、太り過ぎはダメです。
 
そのため多くの人がダイエットを意識するわけですが、食事制限などを始めてから1週間ほどで体重が意外と減るケースがあります。
 
 
しかし・・・
 
 
「体重が減った!」と大喜びしたはいいものの、その後体脂肪を計ってみると全く変わっていないか、体脂肪率はむしろ増えていてガッカリ、という経験はないでしょうか。
 
 
なぜこういうことが起きるのかというと、ダイエットの初期に減るのは主に水分だからです。
 
 
ダイエットを始めると、身体に入るよりも出て行く水分の方がそれまでに比べて多くなります。
 
そのためまずは体内の水分量が減り、それがそのまま体重減少として表れます。
 
 
しかし身体についた脂肪の量はそのままなので、体脂肪率を計ってもほとんど変わらないか、あるいは体内水分量が減ったことで相対的に体脂肪率が増えることがあるのです。
 
 
体脂肪の中でまず減り始めるのは内臓脂肪ですが、ダイエットを開始して内臓脂肪が減り始めるのは早くても二週間ほどかかるそうです。
 
 
身体の水分量は一日の間でも変動し、それは体重の増減となって表れます。一日で体重が1~2kg変動することも珍しくありません。
 
 
ダイエットにおいて、体重だけを意識するのは私はあまり意味が無いと考えています。健康的にダイエットするためには「体重を減らせば良い」というものではありません。
 
水分量、筋肉量、体脂肪量といった要素の増減を考えれば、体重は変わらなくても筋肉が増えて、体脂肪が減ったのならOK、というケースもあるわけです。
 
特に女性はこのことを意識しておくのが大事ではないでしょうか。
 

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