元横綱で格闘技やプロレスなどのリングにも上がった曙さんは07年に「牛乳断ちダイエット」を実践しました。
それまでの曙さんは毎日6リットル(!)も牛乳を飲んでいました。
07年からは一切飲まなくなり、ウエストはふた周り細く、動きは全盛期の横綱時代に戻ったそうです。
これはもう完全に牛乳が水代わりだったのではないでしょうか?さすがにこれではカロリーオーバーになってしまいます。水を飲む分が全てカロリーになるわけですから。
牛乳のカロリーは、200mlあたり141kcalです。低脂肪乳であれば97kcal、無脂肪乳なら69kcalになります。
曙さんの場合一日6リットル飲んでいたので、普通の牛乳であればそれだけで4230kcal(!)も摂取していたことになります。
成人男性の一日の平均摂取カロリーが3000kcalほどなので、牛乳だけで成人男性分のカロリーを摂取していたわけです。
これはさすがに飲みすぎでしょう!
私は牛乳は特に太る食品とは思っていません。というより、食事の前に牛乳を飲むことで「太るのを防いでくれる食品」として利用しています。
食前の牛乳は、食事による血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。
血糖値が急激に上がると、余剰糖分が脂肪として体内に蓄えられやすくなってしまうのです。食前の牛乳はそれを防いでくれます。
「牛乳は体に悪い」という主張も根強くありますが、個人的には「飲んでもいいんじゃない?」と考えています。
上で挙げた血糖値上昇抑制のほかに、カルシウム供給源としてもよい食品として私はよく飲んでいます。(牛乳を飲むと骨が弱くなる、という話もありますが)