サプリメントは大きく3つに分類されます。
 
血圧やコレステロール値などを正常に保つ効果が科学的に照明されている「特定保健用食品」
 
ビタミンなど国が定めた規格基準に合致していて栄養成分を表示してよい「栄養機能食品」
 
そのほかの「健康食品」の3つです。

最近では特定保健用食品(いわゆるトクホ)がだいぶ認知されるようになってきました。販売されるトクホ食品の数も増えています。
 
トクホは実験データに基づいた審査の結果、健康に対する効能・効果を表示してよい、と厚生労働省から許可された食品です。
 
 
トクホの制度自体は1991年に導入されていました。
 
しかし認知度が高まらなかったため、日本政府が乳酸菌飲料メーカーのヤクルトにトクホを取ってみないか?と提案しています。
 

 
現在ではヨーグルト、乳酸菌飲料、お茶、食用油などで特定保健用食品が販売されています。
 
私もトクホのヨーグルトを長いこと食べてます。おかけでお通じは好調ですし、カゼもひきにくくなりました。花粉症の症状もほとんど出ていません。これもヨーグルトのおかげだと思っています。
 
乳酸菌食品は花粉症を軽減する作用が強いと考えています。別のエントリーでも書いているように私の父はヨーグルトを食べることで花粉症をほとんど治してしまいました。
 
 
ちなみにサプリメントは今でこそ錠剤やカプセルタイプのものが多数販売されていますが、1971年には錠剤・カプセルタイプのサプリメントは販売が禁止されました。
 
医薬品と形態が似ているからというのがその理由です。
 
その後01年には医薬品の基準が改正され、錠剤など医薬品と似た形であっても食品であることを明記すれば販売することができるようになりました。
 
 
アメリカには「コンシューマー・ラボ(以下CLと略します)」という、健康食品の品質を検証する会社があります。
 
CLは1999年に創業され、05年5月には日本にも進出し、アメリカと同様に日本の健康食品の検証を始めています。
 
 
流通量が多く、人気の高い製品を消費者と同じ方法(小売・インターネット販売など)で入手し、残留農薬や成分表示の整合性、未承認医薬品の有無を調べるという手法をCLでは採用しています。
 
調査の結果はネット上で公表されますが、問題がある製品名、製造元は有料サイトのみに掲載されます。
 
つまり、品質テストに合格した製品名は全て無料で見ることができます。
 
「これって大丈夫?」と思ったとき、ひとつの参考になるのではないでしょうか。