とあるお酒の席で、中国茶の講師をしている方としばらく話をしました。
 
その方は体の不調に合わせてお茶を調合し、体調改善をアドバイスされています。

ほとんど漢方薬のような利用法ですね。
 

 
私にとっては大好物の話題なので、いろいろ聞いてきました。
 
ちょっとビックリした話もあり、今回はその一部を紹介します。

市販のお茶は掃除用?飲む価値なし

現在ウーロン茶などの中国茶は完全に日本人にも定着し、コンビニでも大量に販売されています。
 
私も時々購入して飲んでいます。
 
しかしその方のお師匠さんの話によると、そうやって大量生産・販売されているお茶というのは・・・
 
掃除(←!!)の時に使うような質でしかない
 
そうです。
 
掃除というのはもちろん拭き掃除で、その時に雑巾を湿らすための「水分」として使われるようなお茶、というわけ。(ちょっと調べてみたら、ウーロン茶は油分を落とすのに使えるそうです)
 
なかなかヒドい言われようですが、その講師の方が言うには、

容器代や輸送費、宣伝費その他のコストがかかっているのに、あの量(600mlくらい)を安価で売り、さらに利益も出せる。原材料費を考えれば、品質は推して知るべし。

なのだそうです。お茶の質は、掃除に使う程度のものだろう、という話です。
 
言われてみれば確かにそうかも、気になりませんか?
 
大量に流通しているお茶は何かと「体に良い」「ダイエットを助けてくれる」といったイメージをつけて販売されています。しかし実際にどれほど健康を助けているかというと、(例えトクホであっても)実は微妙ではないでしょうか?

先生が淹れたお茶は確かに成分たっぷり感あり ダイエットにも良さそう

プロが入れるちゃんとしたお茶はそれなりのお値段がしますが、習慣として飲めば体型や健康維持をサポートしてくれます。
 
その講師の方はお酒も揚げ物も大好きで、いずれもなかなかの頻度で口にしているそうです。(本人いわく、「けっこう暴飲暴食」)
 
それでも、体型はとてもスリムなんですよ。
 

 
その飲み会の席にも、オリジナルブレンドのお茶を持参されていました。お酒を飲む時のための配合だそうで、私も少し分けて頂きました。
 
まず目をひいたのは、その色の濃さ。
 
市販のものは透明度が高いですが、そのお茶は濃いコーヒーのような色をしており、コップの”向こう側”が見えません。
 
ものすごく苦いか、クセが強烈だろうな・・・と思って口にしたのですが、思いのほか飲みやすくてビックリ。市販のものにはない”成分”の味をいろいろ感じます。
 
大量生産されたものは値段も安く手軽に飲めますが、品質という点では、やはりちゃんとした材料を、ちゃんとしたやり方で淹れたものには及びません。
 
健康的なイメージや宣伝につい流されてしまいますが、実際の質はどうなのか?を考える必要もありそうです。
 
お茶を本当に健康維持に役立つ習慣にするなら、食事と同じように、「どんなものを口にしているか」を理解しなくてはいけませんね。