乳酸菌は
 
「お腹の調子を整える」
「免疫力をアップする」
 
といった作用と共に、一般にもすっかりおなじみになりました。

私もヨーグルトでほぼ毎日摂取しており、良い実感を得ています。
 
このコンテンツでは、期待できる作用をヨーグルトの菌別にまとめています。

L92乳酸菌はアレルギー症状抑制に 腸内に長く滞在

最近は「お腹の調子」から一歩進んだ機能をうたう乳酸菌も製品化されています。
 
L-92乳酸菌については、名古屋大学医療技術短期大学名誉教授の鳥居新平医師が、1歳から12歳のアトピー性皮膚炎の子供59名を対象に調査を行っています。
 

 
調査は二重盲検法で、06年10月~07年5月にかけて実施されました。
 
L-92乳酸菌の本物と偽物の粉末を8週間摂取してもらったところ、本物を摂取したグループには明らかな治療補助効果が確認されています。
 
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ガセリ菌はビフィズス菌と同様に、本来人間の腸内に存在する善玉菌です。腸内の滞在期間が長いのが特徴です。
 
腸壁にくっつきやすく、食事で摂取した場合でもヒトの腸内に約30日と長く定着します。90日間定着していた例もあるそうです。
 
一般的な乳酸菌は食事などで摂取しても1週間~10日で体外に排出されてしまいます。




ガセリ菌の内臓脂肪抑制作用 ラットの実験では40%減も!

雪印乳業の技術研究所と九州大学が共同で行ったラット実験により、ガセリ菌には内臓脂肪抑制作用が確認されています。
 
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この実験では、血中コレステロールが高いラットに「ガセリ菌SP株」が入ったヨーグルトを4週間食べさせました。
 
その結果、内臓脂肪量が約40%低下した例もあったそうです。
 
いまやヨーグルトは、「腸内環境改善」や「免疫力強化」にとどまらず、多様な目的で口にする食品といえそうです。




安眠を助ける乳酸菌ラクトバチルス・ヘルベティカス メラトニンを増やす

乳酸菌ラクトバチルス・ヘルベティカスには安眠を助ける効果があります。
 
この乳酸菌は、睡眠のサイクルをコントロールする神経ホルモン「メラトニン」を増加させる作用があるのです。
 
同乳酸菌を含んだトクホ商品が、カルピス株式会社から販売されています。
 

 
乳酸菌って、いろんな健康効果をもたらしてくれますよね。
 
上で紹介したものも含めて
 
1 腸内環境を整える
2 免疫力を高める
3 お通じを良くする
4 アレルギー症状改善
5 内臓脂肪抑制
6 安眠をサポート

 
・・・といったものがあります。
 
腸内環境を整えると全身に良い影響を与えます。
 
別コンテンツでも以前お知らせしているように、頭髪の健康にも腸内環境が関わっています。
 
東京医科歯科大学の藤田紘一郎名誉教授はかつて薄毛が進行していました。
 
薄毛対策としてあらゆる手段を試しますが、効果はありませんでした。
 
しかし腸内環境を整える食事を習慣にしたところ、髪が生えてきたのです。これは現在の藤田教授の写真を見れば一目瞭然です。
 

 
いわゆる薄毛対策としては、腸内環境改善はあまり意識されていないイメージがあります。
 
一般的な薄毛対策に効果が感じられないなら、まずは腸内環境改善に取り組んではいかがでしょうか。
 
薄毛だけでなく、全身に良い影響も期待できるのでお得です。