「ストレスでお腹の具合が悪くなる」とはよく聞く話です。
 
「ストレスでお腹を下してしまう」「便秘になる」など、メンタルが腸の状態に影響を与える症状は誰でも一度は経験しているのではないでしょうか。
 
(このコンテンツは「壮快」2016年11月号78~79ページを参考にしています)

一般には、「メンタルが腸に影響する」話題が多いですが、「腸の状態がメンタルに影響する」こともあるそうです。
 
キーになるのは、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンです。
 
不安やイライラを抑える働きがあるため、不足するとやる気がなくなったり、疲労感を感じたり、怒りっぽくなったりします。慢性的に不足すると、うつ病を引き起こすこともあります。
 
セロトニンが適切に分泌されていれば、ストレスにさらされても不安や怒り、イライラを過剰に感じなくなります。
 

 
それでは、セロトニンはどこから分泌されるかというと、95%以上は、腸粘膜からなのです。
 
便秘が続くと腸が炎症を起こし、セロトニンの分泌量が減ってしまいます。
 
順天堂大学の小林弘幸教授と乳製品メーカーが共同で、20代~50代女性800人の腸内環境と精神状態を調査しました。
 
その結果、腸内環境が悪い人は、落ち込みや不安、疲労を感じやすいことがわかりました。セロトニンの分泌が低下して、メンタル面の安定性が低下していたと考えられます。
 
腸内環境って、複数の健康トピックに関わってますよね。当サイトや、かつて発行していたメルマガでとりあげただけでも、
 
・免疫力
・頭髪
・メンタルの安定

 
と三つあります。
 
腸内環境を整えれば、これらの改善が期待できる、とも言えるわけです。
 
腸内環境の改善は、最優先されるべき要素のひとつなのは間違いなさそうです。