脳卒中の発症と塩分・たんぱく質摂取量の関係

塩分をとりすぎると脳卒中リスクが高まるのは、いまでは常識になっています。
 
ネットで「脳卒中 塩分」と検索してみると、上位のサイトには例外なく「脳卒中予防のために塩分を控えましょう」との記述があります。
 
 
一方で、塩分に比べると指摘される機会は少ないようですが、脳卒中の発症にはたんぱく質の摂取量も関係しています。
 

1963年、脳卒中をほぼ100%発症するように作られた脳卒中ラットが京都大学で開発されました。
 
このラットを使った実験などから、脳卒中は遺伝と環境、特に食べ物の影響が大きいことがわかっています。
 
この結果をふまえて、東北地方では塩分摂取量を減らそうという試みも行われています。
 
 
別の研究では、「たんぱく質・脂肪の摂取量が不十分で、血管が栄養失調になると脳卒中の大きな要因になる」とも指摘されています。
 
1990年代、東京都の老人総合研究所で秋田県の高齢者を対象にした調査でもこの指摘は裏付けられました。
 
お年寄りたちの脂肪、たんぱく質摂取量が多くなると、脳卒中はしだいに減ることがわかったのです。
 
 
ラットを使った実験でも同様の結果が出ています。
 
ラットに食塩を与える際、低たんぱく食で与えるとラットは100%脳卒中にかかりました。一方、高たんぱく食で食塩を与えると血圧は高くなったものの脳卒中にはかからなかったのです。
 
さらに食塩を与えず低たんぱく食にするだけでも80%のラットが脳卒中を発症したのです。食塩なし・高たんぱく食では発症しませんでした。
 
 
まとめると「脳卒中予防には塩分控えめ、たんぱく質は不足しないように」ということになります。
 
しかし、「脳卒中 食塩」でネット検索して上位表示されるサイトで、「脳卒中予防にたんぱく質をとるのは有効である」とくわしく述べているコンテンツは見当たりませんでした(06年9月時点)。
 
食塩のとりすぎに注意するのはもちろん、たんぱく質が足りているかも気をつける必要があります。
 
 
ちなみに寒い時期の脳卒中発症率は暑い時期の1.5倍になり、排便中にいきむと血圧が上がるため、くも膜下出血の20%は用便中におきているそうです。
 


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