このコンテンツでは、お茶が持つ様々な効果についてまとめています。
お茶の効果は脳やメンタル、さらには体を温めるといった作用にまで及びます。
近年はお茶の消費量が減っているなんて話も聞きますが、それは実はかなりもったいないことかも?
リラックス効果や殺菌作用 ビタミンCや効酸化力も
お茶を飲むと脳にアルファ波が発生します。
お茶に含まれるテアニンという物質を摂取すると、アルファ波が脳の広い範囲で発生し、リラックス効果をもたらしてくれます。
ただの水を飲んだ人と、テアニンの入った水を飲んだ人では後者の脳波にアルファ波が検出された、という実験結果もあります。テアニンの濃度が高いほどアルファ波が強く現れました。
またテアニンは脳内の神経伝達物質ドーパミンを増やす働きがあるとも言われています。ドーパミンは快感ホルモンとも呼ばれ、楽しいことをしているときに多く分泌されます。
このホルモンが分泌されると心に余裕が生まれ、精神が穏やかになります。
お茶は人をリラックスさせてくれるのです。
お茶は栄養的にも優れていて、ビタミンCは最高でミカンの7倍含んでいます。また抗酸化作用はビタミンEの20倍あり、強力な老化防止効果が期待できます。
もうひとつ忘れてならないのは強力な殺菌作用です。
お茶に含まれているカテキンは殺菌力が非常に強く、黄色ブドウ球菌、サルモネラ、カンピロバクター、O-157など主な食中毒の原因菌に有効なのです。
お茶は発酵が進むほど身体を温める温性になる
ちなみにお茶は、発酵度の違いで緑茶や紅茶など種類が変わることはよく知られています。
漢方では、「発酵が進んで色が赤くなると、身体を温める温性が強くなる」と考えるそうです。紅茶やプーアール茶など発酵度の高いお茶は身体を温めてくれるのです。
ちなみにジャスミンやハマナスなどの花茶は、色が濃いほど温性が強くなります。