糖尿病患者の約8割に歯周病の症状があり、その症状の大半は歯周炎の段階まで進んでいます。

軽度の歯肉炎だった人が糖尿病を発症すると、歯周病の症状が急激に悪化することがあります。

糖尿病で歯周病が悪化 その逆も起こる

糖尿病になると免疫機能が低下し、唾液が出にくくなって口が乾燥するため口中細菌が繁殖しやすい環境に変わります。
 
また高血糖の影響で歯周細胞の活性が低下しているので炎症を起こしやすいのです。
 
空腹時血糖値(100ccあたりミリグラム)が200を超えたり、過去数ヶ月の平均的な血糖の状態を反映する指標「ヘモグロビンA1c」の値が8%を超えると歯周病が急速に悪化すると言われています。
 

 
逆に、歯周病が糖尿病に悪影響をおよぼすこともわかってきました。
 
歯周病を引き起こす細菌が歯周組織から血管に入り込むと、血液中に「TNFα」と呼ばれる物質が放出されます。これはインスリンの働きを妨げる作用を持っているので糖尿病を悪化させてしまうのです。
 
糖尿病患者の歯周病を治療したら、血糖値が落ち着いたという症例も報告されています。
 
糖尿病を予防するには食生活や運動に注意することももちろん大事ですが、歯周病の早期治療も重要なのです。

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