羅漢果(ラカンカ)は糖尿病を防ぐため、あるいは糖尿病にすでにかかっている人の代替甘味料として使われる果実です。
原産国は中国で、ウリ科なので長いツルを伸ばします。
夏に結実し、秋に収穫されます。
生で使用されることは少なく、実を乾燥させたものか、抽出物を甘味料として製品になります。。
薬効は多岐にわたり、中国では古くから「神果」として珍重されてきました。
羅漢果が糖尿病対策として使われるのは、羅漢果の甘味が血糖値を上げにくいからです。
甘味自体は砂糖の300倍(この数字には異論もあるようですが)も強いのですが、羅漢果の甘味成分(テルペングリコシド配糖体というそうです)は人間の小腸からは吸収されないのです。
吸収されないため体外に排泄されます。
そのため羅漢果の成分を摂取しても血糖値はほとんど上がりませんし、ほぼノンカロリーと言えます。(羅漢果には果糖が少量含まれているのでその分の糖分は吸収されます)
こうした特徴から、糖尿病食や糖尿病の予防食で砂糖の代用品に使われるのです。
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さらにはビタミンEやカロテンといった抗酸化成分も豊富に含まれているため、糖尿病を抑える効果が期待できます。
羅漢果は抗酸化物質や多糖体成分を多く含んでいるため、糖尿病対策としてだけでなく便秘対策、咳、高血圧、シミ、シワにも効果があるとされています。
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