ドイツのホエンハイム大学の研究グループは、ブドウ糖、果糖、スクロース、人工甘味料をそれぞれ30%含む溶液を8週間、マウスに飲ませました。

その結果、果糖が最も肝臓に脂肪を蓄積させることが分かりました。
 
同研究グループは「果糖が肝臓を直接ダメにする可能性もある」と結論付けています。


清涼飲料水などに含まれている糖分にも注意が必要かもしれません。
 
実は私は果糖に対しては良いイメージを持っています。果糖といえば「トレーニング後に摂取するのにおすすめ」と連想するのです。
 

 
果糖は、摂取後の血糖値の上昇がゆるやかです。
 
そのため脂肪になりにくく、体重管理に神経を使うアスリートにはおすすめです。
 
私も筋トレのために通っていたジムではトレーナーさんから「運動後の糖分補給には果糖が良いですよ」と言われました。
 
それ以降は水泳や筋トレの後にオレンジかアップル(どちらを選ぶかは気分次第)のジュースを飲むようにしていました。
 
ドイツでのこの研究結果はちょっと意外ですが、「糖分濃度30%の溶液」といったら相当甘いですよね?普通に果物やジュースを摂取している分にはちょっとありえない甘さです。
 
「傾向としては、果糖は糖分の中でも肝臓に脂肪をつけやすい」ということが言えるのかもしれませんが、とりあえず常識の範囲内で果物などを食べる分には気にする必要はないと思います。
 
私もスポーツ前後のフルーツジュースや果物を特に制限するつもりはありません。