肝臓の機能や特徴 肝臓をいたわるには しじみがNGなケース

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれていて、病気になってもなかなか自覚症状がありません。
 
健康な状態でも心臓や胃といった臓器と違い「働いている」ことがそれほど実感できないため、どうしても地味な印象があります。
 
まさに「沈黙」している肝臓ですが、体内で果たしている役割は非常に重要です。
 

解毒作用、各種栄養分の代謝、グリコーゲンの貯蔵などを行っており、生命維持には絶対に必要な臓器です。
 
一説によると肝臓は500種類の仕事をこなしているそうです。
 
 
非常に重要な器官のため、肝臓で不調が起きた場合は胃や乳房など他の臓器のがんと違って「全摘」はできません。
 
「肝臓がんになったので肝臓を全摘した」といった話は聞きません。こうしたケースでは別の肝臓と入れ替える肝臓移植が必要になってきます。
 
 
肝臓は非常にタフで、加齢による機能低下も少ないとされています。さらには手術などで肝臓を70%切除しても、半年後には元の大きさの90%まで再生します。
 
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こういう話を聞くと「肝臓ががんになっても、患部をどんどん切り取ればいいじゃないか」と言えそうですが、肝臓がんの多くは肝硬変から発症するのでそうはいきません。
 
肝硬変になると肝臓の組織が線維化しているため、再生能力は大きく低下しています。そのため、切除しても元に戻ることができないのです。
 
こうした理由で肝臓がんは非常に厄介なです。
 
 
沈黙しているだけあって、肝臓の病気は相当進行しない限り自覚できません。取り換えはきかない働き者の臓器なので、日頃から肝臓をいたわってあげましょう。
 

肝臓をいたわるには 平石貴久医師

2011年6月25日付の日経プラスワンに、平石貴久医師の「今夏は肝臓に注意」という記事がありました。
 
平石医師は、震災後のストレスや疲労さらには飲酒や睡眠不足などから、2011年の夏は肝臓がオーバーワークになる人が増えると予測されていたのです。
 
肝臓は適切にいたわってあげないと、夏バテもしやすくなります。
 
 
上の記事から、肝臓を保護する方法をまとめます。
 
・肝臓に良い食事をとる
高タンパク 高ビタミン 低脂肪 飲酒は適量で
 
・適度な運動をする
ウォーキングを毎日20~30分行う 運動のやり過ぎは肝臓への負担になる
 
・十分な睡眠
一日6時間以上の睡眠をとる 横になるだけでも肝臓への血流が増えて有効 質の良い睡眠は肝臓の疲労回復の一番手
 
・ぬるめの風呂で10分ほど半身浴
食後すぐの入浴や熱い湯での長風呂は肝臓の負担になる
 
・タバコは吸わない
タバコに含まれる有害物質は肝臓で解毒される タバコを吸うほど肝臓への負担は増える
 
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私が個人的に一番キツいと思うのは、熱帯夜で眠れず、慢性的に睡眠不足になることです。
 
肝臓だけでなく、全身の疲労がなかなか抜けなくなってしまいます。
 
この記事は2011年のものですが、近年日本は立て続けに災害に見舞われています。
 
体の疲れに加えて心労も重なりがちですが、どうにか肝臓をいたわりつつ、うまく疲労から回復したいところです。
 
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しじみが肝臓に良くないケース

肝臓に良い食品として、最近の流行りはウコンのようですが、「シジミ」を挙げる人も少なくないはずです。
 
「二日酔いにはシジミ汁」はよく知られていて、シジミを主成分にしたサプリも販売されています。
 
 
しかし「シジミは肝臓に良くない」場合もあることはご存知でしょうか?
 
特にC型肝炎を患っている場合、シジミをとるのはNGです。
 
 
理由としては、シジミが鉄分を多く含んでいることが挙げられます。
 
シジミを食べすぎると鉄分を大量に摂取することになり、肝臓にも鉄分が過剰に蓄積してしまいます。
 
すると鉄分が酸素と反応し、肝臓内で活性酸素が発生してしまうのです。
 
この活性酸素は肝細胞にダメージを与えるので、肝臓障害がある場合は症状を肝硬変や肝臓がんへと悪化させることがあります。
 
 
医療機関に置かれているC型肝炎治療薬のパンフレットには、シジミは「避けるべき食品」に分類されています。
 
 
「シジミが肝臓に良い」と言われているのは、シジミがアミノ酸やビタミン、ミネラルなどを豊富に含んでいるからです。
 
しかし私としては、肝臓に障害があるならあえてしじみを選んで食べることも無いのでは?という気がします。
 
少なくとも、「シジミは肝臓に良いからね!」と大量に食べるのはやめるべきではないでしょうか。
 
あくまで適量、何事もホドホドが大切ということです。
 

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