こむら返りは水泳やサッカーなどのスポーツで激しく運動した後や、寝ている最中に発生します。
痛みを伴い、しばらく動けなくなってしまいますが、ほとんどは安静にしておけば治まります。
(このコンテンツはNHK ためしてガッテン2015年春号16ページを参考にしています)
こむら返りの原因 「閉塞性動脈硬化症」の場合はかなり危険
こむら返り(痙攣、筋肉のつり)は、筋肉の一部が縮み続ける現象であり、原因としては
・体内のミネラル不足
・体の冷え
・脱水
・過労
などが挙げられます。
これだけ見ると、血液や血管とは無関係のように思えますが、実はこむら返りが血管の重篤な病気の予兆であるケースがあるのです。
それは「閉塞性動脈硬化症」という病気です。
血管が詰まって酸素や栄養が供給できなくなるため脚が「誤動作」を起こし、それがこむら返りとして表れます。
それだけならそれほど深刻ではないのですが、閉塞性動脈硬化症は、症状が進むと脚の切断が必要なこともあるため、軽く考えてはいけません。
閉塞性動脈硬化症のチェック法 血流改善ウォーキングで対策を
この病気は、簡単な方法でチェックが可能です。
以下に紹介します。
2 30秒~1分間足首を曲げたり、伸ばしたり、クルクル動かす
3 その後、両足の裏や甲の色を確認する
4 片方だけ白くなっていたら、閉塞性動脈硬化症の可能性あり
閉塞性動脈硬化症が疑われたら、まずは医師に相談しましょう。
対策としては「血流改善ウォーキング」が効果的です。
血流改善ウォーキングとは、「1分歩いて3分休む」を1日10回ほど、週に3回以上続けるエクササイズで、これにより、詰まった血管を補う新しい血管を作ることができます。
早ければ3週間で新しい血管ができるので、症状の改善が期待できます。
特に思い当たる理由がなくこむら返りが頻発するなら、上のチェックを行ってみてはいかがでしょうか。