2010年にたばこ増税が実施されました。
増税された当時は、禁煙ブームとでも言えそうな現象が起きました。
増税を機に禁煙するも6割は失敗 理由は?
多くの人が禁煙にチャレンジしたわけですが、1年経過してこんな記事が。
MSN産経ニュースさん
たばこ増税1年 禁煙6割失敗、販売回復…進む受動喫煙対策
sankei.jp.msn.com/life/news/111001/bdy11100123490003-n1.htm
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記事の内容をまとめます。
・増税を機に、禁煙に挑戦した喫煙者が約3割いたが、そのうち6割以上が失敗(ファイザー社調べ)
・失敗した理由は「イライラに耐えられなかった」が47.3%で最多
・神奈川県に続き、兵庫県が受動喫煙防止条例制定を目指している 全国2例目
・この条例では、飲食店や宿泊施設でも原則屋内禁煙 しかし、たばこ業界の反発でデパートやスーパーでの分煙は可となった
・厚生労働省も事業所の全面禁煙や分煙を「努力義務」から「義務」に厳格化する労働安全衛生法の改正案を臨時国会に提出
・資生堂は4月からオフィスだけでなく営業車まで全面禁煙 ロイヤルホストは改装店舗を全面禁煙に
・こうした動きに、作曲家で愛煙家でもあるすぎやまこういちさんは異議を唱えている
「禁煙に失敗した人が6割以上(ほぼ10割、なんてことはないですよね?)」とありますが、言い換えるなら禁煙に成功した人も一定の割合存在するということです。
当サイトでは何度も指摘しているように、喫煙は健康にとって百害あって一利なしです。
増税を機に禁煙にチャレンジし、うまくいかなった方も、ぜひあきらめずにトライし続けてください。
タクシー(車)の中で喫煙 窓を少し開けていても
喫煙に関して、雑学的なお話をひとつ。
現在はタクシー内はもちろん、個人の車内でも「タバコはダメ!」というケースが多いのではないでしょうか。
ある調査で、タクシー内で乗客がタバコを吸うと、窓を5cm開けていても車内での粉じん濃度は国の基準の9倍以上になることがわかりました。
車内の空気が元に戻るまで30分以上かかります。
運転手だけでなく、次の乗客も受動喫煙の被害を受けるおそれがあるわけです。
窓を全開にして車を走らせれば空気はすぐ入れ替わるのでしょうが、タクシーにはほぼ確実にエアコンがついているので窓を開けるわけにもいきません。
車の中でタバコを吸う人は多いですよね?女性も結構な数が目につきます。
季節によっては窓を閉め切ったり、少ししか開けない状態で吸うこともあるのではないでしょうか。
上の調査によるとタバコの煙はタクシー内にかなりの時間滞留します。車は小さな密室なので、部屋で吸うよりも煙の悪影響をより強く受けてしまいます。
結局のところ、一番良いのは禁煙することではないでしょうか?