フランスでは08年1月から、レストランやバー、ディスコなどの飲食店も含めて公共の場所は全面禁煙になりました。
 
フランスでは年間6万6千人が喫煙による害で命を失っていると言われています。
 
ホテルのロビーでタバコを吸うと喫煙者に罰金約1万円、ホテルにも罰金約2万円が課せられます。

愛煙家からすれば非常に厳しい措置といえるかもしれませんが、私個人的には日本にも似たような「完全禁煙」にして欲しい場所があります。
 
それはファミリーレストランです。とりあえずファミリーレストランは全面禁煙にするべきではないでしょうか?
 

 
私の自宅の近くにはファミレスがあり、私も利用したことがあります(回数としてはあまり多くありませんが)。
 
入店すると「タバコは吸いますか?」と聞かれるので、私は吸わないのでほとんど禁煙席に座ります。
 
でも、これってほとんど意味が無いんですよね。(´Д`)
 
禁煙席に座っていても、喫煙席からの煙がバリバリ流れてきます。20分もいれば、服がタバコ臭くなるのには十分です。
 
ファミレスはその名のとおり、「ファミリー」で訪れる場所です。
 
当然小さい子供も利用しますし、一定の時間はそこで過ごすことになります。家の近くのファミレスも、小さい子供を連れた家族で賑わっています。
 
そういう場所にタバコの煙が流れていたらどうでしょうか?
 
当然子供(赤ちゃんも含む)も煙を吸い込むことになります。
 
大人だけしかしないならともかく、子供も利用する施設は全面禁煙にするべきだと思うのですが。

「喫煙可」がお店の売りになることも

日本でも、公共施設は原則として全面禁煙になっています。
 
学校や病院はもちろん、駅などの交通機関、ホテルや旅館は禁煙で、屋外でも公園や通学路など子供がいる場所では喫煙を控えるよう求められています。
 
飲食店は、個人でやってる食堂などは「タバコはご遠慮下さい」なところが増えています。
 
しかし、場合によっては「逆をいく」方針の店もあるようです。
 
ある食堂に入った時のこと。ここも禁煙だろうな、と勝手に思い込んでいたのですが、しばらくして隣の席の男性がタバコをガッツリ吸い始めました。(゚ロ゚;)
 
私が「げっ!」と思う間もなく、あちらの若者も、正面の二人組も次々にスパスパ。
 
私はタバコを吸わないので受動喫煙は勘弁してほしいのですが、店の中を見回しても「店内は禁煙です」などのお知らせはありません。
 
昼休みのひとときの安らぎを求めてか、男性のほとんどはタバコを吸っています。店内はあっという間にタバコの煙で充満し、白くかすんできました。
 
「店を出ようかな・・・」とまで思いましたが、すでにオーダーしていたので仕方なくそのまま食べることに。
 
タバコの煙が気になってご飯の味がよくわからず、やや憂鬱な気分で店を出ました。
 
「いまどき禁煙じゃない店って、お客さん少ないだろうな・・・」と思ったのですがとんでもない。
 
次から次にお客さんが来るのです!まさに大にぎわい。
 
私が思うに、「いまどき禁煙じゃない」からこそ、愛煙家が集って来るようなのです。勝手な推測ながら、自分では「タバコを吸えることが店の売りになっている」ように思えました。
 
飲食店も原則禁煙になるといわれていますが、堂々と喫煙できるというのもお店の形態としてはアリなのかもしれません。
 
お客さんはタバコを吸える、あるいは周囲の人がタバコを吸うと納得して入店するのでしょうから。
 
 
このお店はその後もお客さんは多いままなのでしょうか?後日また食事に行って確かめてみたいようなみたくないような・・・。