当サイトや私のメルマガでは喫煙の弊害について何度もお知らせしています。

最近は「タバコは健康に悪いわけではない」なんて話もありますが、私はやっぱり喫煙はNGと考えています。
 
このコンテンツでもまたタバコの危険性をお知らせしてみます。

喫煙でがん・メタボリスク増加

がっかりした管理人の顔厚生労働省の研究によると、男性のがんの46%、女性のがんの8%は喫煙習慣が無ければ防げたことがわかっています。
 
これは、1年にがんで亡くなる人の三分の一にあたる約7万人が命を落とさずに済む計算になります。
 
バツサインを出す女医さん
 
喫煙は、昨今話題になっているメタボリックシンドロームのリスクも上げてしまいます。
 
タバコを吸うと
 
・血液中の中性脂肪増加
・LDLコレステロール増加
・HDLコレステロール減少

 
という最悪の作用が働くため、メタボリックシンドロームを悪化させるのです。
 
大阪大学大学院の研究グループが05年に、喫煙とメタボリックシンドロームの関連について調べています。
 
その結果、全くタバコを吸わない人を1とすると、
 
・1日1~20本吸う人は1.14倍
・21~30本吸う人は1.45倍
・30本以上吸う人は1.59倍

 
高くなります。
 
タバコと灰皿
 
「喫煙の害はわかっちゃいるけど禁煙できない・・・」というケースは多いと思います。
 
最近は医療機関での「禁煙外来」や禁煙補助グッズも増えてきているので積極的に利用してはいかがでしょうか。

喫煙とダニによるアレルギー

アメリカで行われた調査によると、
 
「タバコを1日に20本以上吸う喫煙者がいる家庭で育てられた乳児は、喫煙者のいない家庭の乳児に比べて鼻炎の発症率は2倍、アレルギー性鼻炎の発症率は3倍になる」
 
ことがわかっています。
家族に喫煙者がいると、アレルギー症状のリスクが上がるのです。
 
アレルギーと喫煙の関連が語られる場合、多くはタバコの伏流煙の悪影響が指摘されます。
 
しかし喫煙がアレルギー症状を悪化させるのは、煙によるものだけではありません。
 
喫煙者がいる家庭では、ダニによるアレルギー症状が増加することがわかっており、これはタバコの煙によるものではなく、
 
タバコから出るタール
 
がより大きな原因です。
 
タバコを吸う男性
 
といってもタールを吸い込むから、というわけではなく、天井や壁についたタールがいけないのです。
 
壁に付着したタールが、ホコリや人間の身体から出るフケなどを吸着し、格好のダニのエサ場を形成してしまうのです。
 
喫煙習慣がある人の部屋には、知らず知らずのうちにタールが付着しています。
 
短期間では気付かなくとも、長期間住むと驚くほどタールがこびりついているのです。このタールがダニを繁殖させる原因になるわけです。
 
喫煙者のいる家庭でアレルギーを抑えるには、普通の掃除と共にタールの除去も大切です。
 
何よりも喫煙をやめるのが一番なのですが。