このサイトでは、口呼吸の弊害を何度か指摘しています。
 
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「口呼吸はダメ」といっても、激しい運動をした後はハァハァと息があがって、口呼吸になります。当コンテンツで問題にしているのは、こういう一時的な口呼吸ではありません。
 
注意するべきなのは、安静時に口で呼吸しているケースです。

しばらく意識的にやってみるとわかりますが、口呼吸では口内が乾燥します。すると唾液の殺菌・消毒作用が機能しなくなり、口内で細菌が繁殖してしまいます。
 
すると虫歯、歯周病、口臭といったトラブルが増えてしまいます。(それだけではありませんが、その他のトラブルについては次ページで紹介します)
 
鼻で呼吸しているつもりでも、口が半開きでは口呼吸と変わりません。
 
「みらいクリニック」の今井一彰院長は、こうした呼吸を「隠れ口呼吸」と呼んでいます。
 
ある調査によれば、隠れ口呼吸を含めると何と日本人の9割が口呼吸というデータがあるそうです。
 
口呼吸は習慣になっているので、自分では意外と気付かないこともあります。そこで、口呼吸をしていないかどうかをチェックするためのリストを紹介します。

■いつも口を開けている
■口を閉じると、あごに梅干し状のふくらみとシワができる
■食べるときにクチャクチャ音をたてる
 
■朝、起きたときにのどがヒリヒリする
■歯のかみ合わせが悪い
■唇がよく乾く
 
■イビキや歯ぎしりがある
■口臭が強い
■タバコを吸っている
■激しいスポーツをしている

 
これらのチェックポイントに加えてもうひとつ。
 
口を閉じて正しい鼻呼吸をしていると、上あごに舌がピタッとくっついています。舌がこの位置にあると、安静時に自然と鼻呼吸になるのです。
 
それでは、現在口呼吸が習慣になっている場合、どのように鼻呼吸に矯正すれば良いのでしょうか?
 
上で紹介した今井院長が提唱している矯正法を次のページで紹介します。
 
このコンテンツは雑誌壮快 2014年 02月号2月号41ページを参考にしました。