このコンテンツは、雑誌「週刊新潮」2015年9月17日号30~31ページを参考にしています。
 
以下の内容は同誌発売時点のものであることをご了承ください。


 
安倍総理は、昨年から「4-7-8呼吸法」という健康法を実践しています。
 
「4-7-8呼吸法」は、ハーバード大学出身で健康医学研究者のアンドルー・ワイル氏が20年ほど前から提唱している呼吸法です。
 
やり方は以下のとおりです。

・まずは口から完全に息を吐き切る

・鼻から4秒間息を吸う

・7秒間息を止める

・8秒間かけてゆっくり息を吐き出す

 
これを4回以上繰り返すと自律神経の働きが整い、心身ともにリラックスできるそうです。
 
この呼吸法を完全に習得すると、夜は床についてから1分で眠れるようになるのだとか。
 

 
ここで注意点をひとつ。
 
7秒間呼吸を止めることの危険性を指摘する主張があります。
 
「息を止めると血圧が上がってしまうので、その後の『8秒吐く』も意味が無くなってしまう」というわけです。
 
私もやってみましたが、個人的には7秒程度であれば、それほど気にする必要は無いのでは?と考えています。
 
安倍総理も、この呼吸による効果を実感しています。
 
以前ワイル氏が来日した際、一緒に食事をする機会があった安倍総理は、ワイル氏から直々に「4-7-8呼吸法」を教わっています。
 
安倍総理いわく

これをやると落ち着けるんですね。この呼吸法で、国会での野党からの追及にも耐えています。
 
もっと前から知っていれば、私は野次を飛ばさなくても済んだかもしれない(笑)。

私はパソコン作業が多いので、どうしても姿勢が猫背気味で、呼吸が浅くなりがちです。(関連コンテンツをご覧ください)
 
日頃から深い呼吸をしなくては、と思うのですが、なかなか習慣になりません。
 
呼吸って、吸気と呼気の割合が1対2なのが理想的なのだとか。「4-7-8呼吸法」も吸気・呼気が1対2になってます。
 
吐く息のほうが長いと副交感神経が優位になり、リラックスできて集中力も高まるのです。
 
ちょっとした合間に私も4-7-8呼吸法を意識してみます。