(「ジョジョの奇妙な冒険」の単行本で読んだことにようやく合点がいきました)
 
私が最近、なんとなく感じていた課題をズバリと指摘する記事がありました。

あなたも危ない「スマホ巻き肩」って? 
やせにくくなる、息苦しい…様々な“新症例”相次ぐ 
sankei.com/premium/news/160924/prm1609240017-n1.html
 
個人的には、この件はなかなか深刻な”現代病”ではないかととらえています。というのも、いまやほとんどの人がこの弊害を受けていると考えられるからです。
 
記事の内容や私の体験をまとめます。

スマホやPC操作で巻き肩→酸欠状態に 肺活量も減少

記事のポイントはこんな感じです。

■スマホの操作で背中を丸めた姿勢や、両肩が前に出る「巻き肩」が癖になっている人が増えている
 
■猫背や巻き肩では肺が圧迫されて吸い込む酸素の量が減る 長時間続けると酸欠状態になる
 
■通常の姿勢で5440mlだった肺活量(33歳男性)は、スマホを操作する姿勢では3720mlに減少する
 
■結果として血流が悪くなり、肩こり、疲れが取れにくい、やせにくい、気分が優れない、息苦しいといった不調が起きる

 
私はパソコン作業をする時間が長く、猫背の癖が抜けない云々、という話は何度かお知らせしています。
 
また両手を前に出しているので巻き肩にもなりがちです。
 
こうした姿勢で長時間作業を続けていると、ふとした時に
 
「今のオレって、呼吸がすごく浅くなってないか?」
 
と感じることがあるのです。
大げさかもしれませんが、無呼吸一歩手前と感じる時も。
 

 
なのである時から「これはマズいだろ」と意識するようになり、それからはできるだけ姿勢を正し、細切れ時間では深い呼吸を実践しています。
 
すると良くしたもので、変化が起きました。
 
「やる気」が持続するのです!
 
深い呼吸をしばらく続けてみて、いまでは
 
呼吸が浅いと「やる気」が低下し、深い呼吸はやる気向上に貢献してくれる。
 
と確信しています。
これは間違いありません。
 
上で紹介した「姿勢が悪くなると呼吸が不十分になり、疲れが取れない、気分がすぐれないといった不調を起こす」という内容は、確信を強めてくれました。
 
これってスゴく地味ですけど、習慣になると生活の質を何割か確実に悪化させるのではないでしょうか?
 
スマホ・PCが”未病”の原因になっている、とは言いすぎでしょうか?

スマホ・PC操作が未病をひきおこす?

酸欠といっても、窒息して命を落とすわけではありません。
 
確かにそうではないのですが、「やる気」が低下して生活や活動の質を落とす可能性は大いにあります。私としては「未病」に近いものを感じるのです。
 
ちなみに未病とは…

※参考 日本未病研究学会のサイト
www.mibyou.or.jp/about
 
「他覚症状(検査結果の異常)及び自覚症状が無く、検査結果が異常値に近い心身の状態又は、自覚症状というほどではないが気分の優れない心身の状態」

文明の利器の発達は、生活を楽に、便利にしましたが、同時に弊害も生み出しました。

・照明やテレビ→夜になっても明るいため自律神経の混乱
 
・自転車や車→脚力の低下
 
・エアコン→体の冷え、体温調節能力低下
 
・食品添加物→腸内環境の悪化など

 
などなど
そしてこのたび、
 
・PCやスマホ→操作時に呼吸が浅くなって酸欠気味になり、やる気も減退させる
 
を追加いたします。
いずれも広く普及している現代の日本では、この「未病」にかかっている人は多いと考えられます。
 

 
ところで、冒頭の「ジョジョの奇妙な冒険」の件。
 
実は作者の荒木飛呂彦先生も「執筆中に意識して呼吸すると疲れが軽くなる」と発言されているのです。
 
深い呼吸を意識することで、やる気がアップした私の体験と似ています。
 
普段からPCやスマホを使う時間が長い方は、良い姿勢と深い呼吸も意識してみてください!
 
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