自律神経の嵐とは、午前4時から6時までを「自律神経の嵐が吹く時間帯」と呼ぶことに由来しています。
 
この時間帯は体が睡眠状態から覚醒へと移る最中で、活動のメインが副交感神経から交感神経に切り替わっている時間帯です。
 
活動する神経が移り変わるにしたがって体温や血圧、心拍数などが急上昇します。
 

心筋梗塞や脳梗塞といった、心臓・血管の疾患が多いのもこの時間帯なので「魔の時間帯」とも呼ばれています。
 
「早朝に脳梗塞で倒れた」などというケースが非常に多いのも、自律神経の嵐が吹いている時間帯だからです。(睡眠と循環器系については下に別記事を書いています)
 
 
以上のことから、早朝に激しい運動をしたり、熱い風呂にいきなり入ったりする朝風呂はあまりお勧めできません。場合によっては危険度の方が高いのです。
 
 
ジョギングといえば、朝から走るというイメージも強いですが、上記のような理由から「早朝のジョギングは危険」と主張されることもあります。
 
ジョギングや筋トレといった運動は仕事帰りなど夕方ごろの時間にするのがベストとの意見もあります。
 
 
ちなみに私も筋トレやランニングは仕事帰りにやってました。私の場合、早朝から何回か走ったときはヘンなキツさがありました。心臓がやばいというか・・・。
 
それ以来、朝から激しい運動はあまりしないようにしています。本当は朝から走るなりして目をバチッと覚ましたいところなのですが。
 

睡眠時間は短すぎても長すぎても良くない

睡眠時間は短すぎても長すぎても心臓などに悪影響が出るようです。
 
アメリカで成人女性を対象にした研究では、短すぎ・あるいは長すぎる睡眠時間は心筋梗塞や狭心症などのリスクを増大させるという結果が出ています。
 
 
日本でも同じような調査が行われていて、日本大学医学部の兼板佳孝准教授は、睡眠時間と虚血性心疾患の危険因子などとの関連を調査しています。
 
 
兼板准教授は
 
・住民健診データ 男女1062人分
・平成15年国民健康・栄養調査データ 男女3995人分
・職場健診データ 男性2万1693人分

 
を解析しました。
その結果、

・睡眠時間が6時間未満と短い、あるいは8時間以上で長い場合、血糖値が高いことが多い
 
・成人女性の睡眠時間が上と同様の場合、善玉コレステロール値が低く、血清中性脂肪値が高くなる
 
・睡眠時間が5時間未満だと肥満になりやすく、血糖値が高くなりがち

といったことがわかりました。
 
睡眠時間が短いと心筋梗塞や狭心症にかかりやすくなると言えそうです。
 
つまり睡眠時間は「長すぎても短すぎてもダメ」ということになります。兼板准教授が考えるちょうど良い睡眠時間は7時間だそうです。
 
米国睡眠学会では成人で7~8時間、10代では約9時間の睡眠が必要としています。
 
最適な睡眠時間は個人差が大きいので、あくまで目安として参考にして下さい。