雑誌「一個人 (いっこじん)」2013年10月号に、「ダイエットサプリの効果 嘘、ホント」という特集がありました。
 
薬学博士・生田哲氏の監修で、ダイエットサプリが宣伝文句にふさわしい効果を持っているのかどうか、バッサリ判定されています。

当サイトとしては気になるので、サプリのタイプ別にポイントをまとめて紹介します。(当コンテンツ内では便宜上「効果」という言葉を使用しています)
 
各サプリメントに効果があるかどうかを、以下にズラッと羅列致します。
 
■「燃焼系」と称されるサプリ
クエン酸 カプサイシン カルニチン リコピン ジンゲロール カテキン
→生田博士は、これらにダイエット効果は期待できない あるいはほとんど期待できないとしています。
 
 
■ビタミンB群
→やせる効果あり
 
 
■「カロリーカット系」と称されるサプリ
キチン・キトサン ギムネマ・シルベスタ
→やせる効果なし
 
アラビノース
→やせる効果あり
 
 
■「腸内環境系」と称されるサプリ
酵母・酵素→やせる効果なし
食物繊維→やせる効果あり
 
 
生田博士の解説は以下のとおりです。
 
一時期大ブームになったカルニチンは、脂肪をエネルギーとして消費する際に重要な働きをしています。
 
 
カルニチンが脂肪燃焼に関わっているのは確かですが、サプリメントとして摂取し、脂肪の燃焼が確認されているのはラットでの実験だけです。ヒトに対しては、2000年の「栄養と運動代謝」という雑誌に掲載された論文で否定されているのです。
 
 
しかし血中の有害な脂肪を減らし、心臓の機能を健全に保つ働きは期待できます。
 
 
リコピンには脂肪や糖質の吸収を抑えたり、燃焼を助ける作用はありません。
 
 
また、トウガラシ(カプサイシン)を食べると身体がポカポカするのは確かで、一見代謝がアップしているように感じます。しかしこれはカプサイシンが交感神経を刺激し、副腎からアドレナリンやノルアドレナリンが出て発汗が促されているのだそうです。
 
 
ラットの実験では、カプサイシンが脂肪を燃焼させるかもしれない、と報告されていますが、ヒトに有効だとの証明はされていません。
 
 
ただしトウガラシは抗酸化作用があるので、健康増進には役立ちます。
 

 
高濃度の茶カテキンはヒトや動物の消費エネルギーを上昇させることがわかっているので、脂肪燃焼を助けると言えます。
 
 
ただし生田博士は、某メーカーのカテキン入り緑茶を念頭に、「毎日緑茶を12週間も飲んで体重はわずか1.3kgしか減らない。効果は微々たるものだ」と指摘しています。
 
 
「効果がある」とされているビタミンBは、糖質、脂肪、たんぱく質の代謝に関わっています。
 
詳細は以下のとおりです。
 
 
糖質代謝 B1 B6 ナイアシン
脂肪代謝 ビタミンB2 ナイアシン パントテン酸
たんぱく質代謝 B6 パントテン酸

 
 
これらはすでに確認されているわけですが、「ビタミンB配合!」をうたい文句にしたサプリはあまり聞きませんよね?このへんの事情を生田博士は次のように解説しています。
 
 
「残念ながら、B群による痩せ効果を調べる治験は行われていない。B群はたとえ効果がハッキリしても安価なため利益につながらないことが理由と考えられている」
 
 
ちなみに玄米には、B1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸いずれも白米比で2倍から5倍も多く含まれています。
 
ダイエットを意識している人には、玄米は適した食品と言えます。
 
次ページに続きます。