ヨーロッパには、
 
「一日一個のリンゴは医者を遠ざける」
「毎日のリンゴ一個で医者にかかる費用を節約できる」

 
ということわざがあり、日本でもよく知られています。
 
 
この健康効果は、リンゴに含まれるビタミン類に加え、りんごポリフェノールも大きな力を発揮しています。
 
このコンテンツでは、りんごポリフェールについてまとめます。
(雑誌「ターザン」2015年 11/12号48~49ページを参考にしています)

数千種類あるとされるポリフェノールの中で、リンゴに多く含まれるのは
 
プロシアニジン類
カテキン類
フェノールカルボン酸類

 
などがあります。
 
これらの中で最も多いのは、りんごポリフェノールのおよそ65%を占めているプロシアニジン類です。
 
これはカテキンが多く結合した高分子ポリフェノールで、抗酸化力と吸収効率のバランスが優れている特徴があります。
 

 
りんごポリフェノールの効果は、抗酸化力だけではありません。
 
りんごポリフェノールを継続的に飲む実験では、内臓脂肪と腹部の断面積が減りました。りんごポリフェノールは脂質の代謝を促す作用を持っているのです。
 
また動物実験では、りんごポリフェノールが筋力をアップさせることもわかっています。
 
りんごポリフェノールを5%配合した飼料を与えられたラットは、通常飼料で育てたラットよりもふくらはぎの筋量が高くなりました。
 
生活習慣病治療薬に近い効果も持っています。
 
2013年にオックスフォード大学が発表した研究では、一日一個のリンゴは高脂血症治療薬のスタチンと同じ効果を持ち、心臓病などの心血管疾患のリスク低減効果が期待できるとされています。
 
この他、認知症、アレルギー疾患の危険度も下げると考えられています。
 
食べやすくて美味しく、様々な健康効果を持つリンゴを積極的に食べてみてはいかがでしょうか。