日本での魚の消費量が減っています。(07年現在)
水産白書によると、ここ40年間で魚の消費量は20パーセント減り、05年は一人当たり12.7kgに、対して肉の消費量は同期間で倍以上になり、12.6kgに増えました。
魚を家庭で食べなくなった一番の原因は子供の嗜好の変化、つまり「子供が魚を食べない」からだと考えられています。
加えて「肉のほうが調理が楽」という家庭が増えているのだとか。
反面、最近の30年間で魚の消費量はアメリカでは40パーセント増え、EU諸国では30パーセント増えました。
私は肉食がダメとは思いません。私も肉は食べますし、ご長寿さんには肉をよく食べる人が多いのも事実です。
しかし、魚もある程度は食べるべきだと思っています。
「魚ばっかり」あるいは「肉ばっかり」では、いずれもバランスがとれていません。
このサイトを運営していると魚の栄養・健康効果に関する記事をたくさん目にします。
それらの記事で「魚食はいけない」という内容のものはほとんどありません。(魚肉の中に蓄積している水銀が良くない、という記事が思い浮かぶくらいです)
「まごわやさしい」ではありませんが、魚食を推薦する主張が圧倒的に多くなっています。
本来魚食は「日本食」のカテゴリに入っていたのではないでしょうか。上の調査結果を見るにつけ、何となく複雑な思いです。