フコイダンはコンブやもずく、わかめ、ひじきなどの褐藻類に含まれる粘性多糖類(食物繊維の一種)です。

一時期は北海道特産の「ガゴメコンブ」に含まれるフコイダンが特に注目されました。(フコイダンは海藻類だけでなく、ナマコなどの動物からも発見されています)

フコイダンに期待される健康作用

フコイダンが持つとされる健康効果には以下のようなものがあります。

・動脈硬化などの原因となる血栓症を抑える
・がん細胞を死滅させる
・細胞の修復を促進
・発毛
・肌の保湿
・免疫バランスを改善してアレルギー症状を抑える
 

 
これらの中には実験段階でしか確認されていないものもあるため、人間にも効果が期待できるかは未知数です。
 
フコイダンは1913年にスウェーデンの科学者H.Z.キリンによって発見されました。
 
フコイダンの研究が盛んになったのは1970年代で、日本では90年代から注目され始めています。
 
96年には日本がん学会でフコイダンの制がん作用が報告され、フコイダンが健康食品として注目されるきっかけになりました。
 
フコイダンはもずくなどに多く含まれており、食品からでも摂取は可能です。
 

 
しかし海藻類が苦手である、あるいは食べ続けるのが大変なら、健康食品等を利用するとよいでしょうか。
 
ただし、前述のようにがん抑制作用などについてはまだよくわかっていないことも多くあります。
 
各種の効果を過度に期待するのは考えものです。




フコイダン がんや胃への作用

1995年ごろ、日本がん学会で昆布のフコイダンが癌細胞を死滅させるという報告があり、その後コレステロール低下作用や、血糖値の抑制、ダイエット効果などがうたわれ、一気にブームとなりました。
 
ただ、これらの報告は基礎実験の試験管内でのレベルがほとんどで、ダイエット効果を期待してわかめや昆布ばかり食べるというのはさすがに極端です。
 

 
市販されているもずく酢1パックにはフコイダンが15~25g含まれているので、これだけで一日に必要なフコイダン量24gをほぼカパーできます。
 
フコイダンを摂取すると胃の中に入っているものが摂取しない場合より約二倍早く排出されるという調査結果があります。フコイダンは胃の排出機能を活発にするのです。
 
そのためフコイダンは胃もたれや胸やけなど胃の不定愁訴を抑制してくれます。
 
またフコイダンはピロリ菌が胃壁に付着するのも防いでくれます。フコイダンがピロリ菌をとりこんで、ピロリ菌の排出を助けてくれるのです。