健康維持のために腸内環境を整えることは常識になり、腸に良い発酵食品が注目を集めています。
イタリア料理などでよく使われるアンチョビも、発酵食品のひとつです。
アンチョビはカタクチイワシの塩漬けであり、その製造過程は東南アジアで広く使われている「魚醤」と同じです。
(雑誌日経Health(ヘルス)2015年3月号(Amazon)70ページを参考にしました)
自家製アンチョビの作り方 材料はイワシと塩だけ!
アンチョビは自作できます。
国際薬膳師のあこさんは、アンチョビを自宅で作り、様々な料理に使っています。
あこさんの作り方を紹介します。
材料は、
カタクチイワシ1kg
塩 200g
に、あとは貯蔵用のビンだけ。
カタクチイワシはさっと洗い、頭とワタを除いたら再び冷水で洗い、ザルに上げて水を切ります。
塩の量は、頭とワタを除いたイワシの重さの20%程度が目安なので、200gよりも量が増減します。
イワシをビンに敷き詰めます。
一段並べたら塩をふり、さらにイワシを重ねます。下の段は塩は少なめに、上にいくほど塩の量を増やします。
これを繰り返し、最後のイワシの表面を覆い隠すように塩を入れます。ちょうど塩でフタをする感じです。
イワシが完全に沈むまで水分が出たら、冷暗所に移して熟成させます。水分が十分に出ないなら、塩を足します。
3ヶ月後くらいから時々味見をして、好みの味になったらイワシを取り出します。
手で開いて骨を取り除き、水気をふき取ったら別の保存容器にローリエとともに入れ、オリーブオイルをイワシが浸かるまで注ぎます。
冷蔵庫で保存し、熟成させます。
イワシを取り出した後に残った液を漉すと、魚醤油として使えます。
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