浮世絵師・葛飾北斎は「クワイ」を欠かさず食べていたそうです。

90歳まで生きた浮世絵師・葛飾北斎が欠かさず食べていたものは?
→高タンパクで栄養豊富な根菜のクワイ。
zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150907-00010000-seraijp-hlth
 
「クワイ」と言われて、ピンときます?
 
実は私は、クワイがイメージできませんでした。熊本ではほとんど食べないんですよ。


おせち料理に使われるそうですが、私はこのトシになっても食べた経験は(多分)ありません・・・。
 
クワイの画像はこちら。

 
北斎に話を戻します。
 
北斎は、90歳で亡くなるまで3万点以上の作品を描いたそうです。有名な「富嶽三十六景」は、70歳を過ぎて刊行されました。
 
理想を常に追求しており、74歳になって
 
「ようやく動植物の描き方が多少わかるようになった。100歳で神妙の域に進み、110歳になれば1点1画を生きているように描けるだろう」
 
と語っていました。
 
これほど元気なハッスル(←死語)じいちゃん・北斎ですが、実は養生にはそれほど熱心だったわけではないそうです。
 
ただ、クワイだけは欠かさず食べていました。
 

 
個人的には存在感の薄いクワイですが、意外と栄養価は豊富なようです。

■たんぱく質が豊富(100g当たり6.3gでサツマイモの5倍)
 
■カリウムが豊富なので高血圧の予防に最適
 
■亜鉛などのミネラルも豊富
 
■苦味には抗酸化作用があり、身体をサビさせる活性酸素の働きを抑制
 
■食物繊維も多いので、便秘も防ぐ
 

 
ここでもたんぱく質ですよ!
 
加えてカリウムや亜鉛などのミネラル、抗酸化物質と、現代の健康ネタでは定番の成分ばかり。クワイが北斎の健康維持に役立っていたのは間違いなさそうです。
 
晩年まで創作意欲の衰えなかった北斎は、最期にこんな言葉を残しています。
 
「あと10年、いや、あと5年生きることができれば、本当の絵師になれるのに」
 
北斎の無念が伝わってくる言葉ですが、死の直前までこれほど意欲的だったのは、クワイを食べていたことが理由のひとつではないでしょうか。
 
熊本ではあまりなじみがありませんが、機会があったら食べてみようかな?