野菜はちょっとした工夫をすると、保存期間を延ばすことができます。
雑誌「女性セブン」の2015年4月9・16日号に、野菜の鮮度を保つ工夫をまとめた記事がありました。
アスパラガスは縦にして保存
アスパラガスを寝かせておくと、上に伸びようとして穂先が持ち上がります。エネルギーを消耗するため、味・鮮度ともに落ちてしまいます。
アスパラガスだけでなく、畑で”立った”状態で植えられている野菜は立てて保存しましょう。
濡れたキッチンペーパーや新聞紙などに包み、ポリ袋に入れて立ててから冷蔵庫の野菜室へ。
オクラはレンジで加熱後に冷凍
オクラはレンジで加熱してから冷凍すると、ヌルヌルした食感と栄養が損なわれません。
ヘタを切り落としてから、数本まとめてレンジで1分加熱します。5~10mmの厚さに切り、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。
食べる時は自然解凍か、もしくはレンジでチンしましょう。
車の中で干し野菜
車を日の当たるほうに向けて、ダッシュボードの上に新聞紙を広げるか、ざるを置いてその上に野菜を置けば一日で干し野菜ができます。
暑い日の車内は高温になり、しかも車内には虫が入らないので干し野菜作りにはもってこいです。
万が一雨が降り出しても濡れないので安心です。
葉野菜の保存には息を吹き込んで
葉野菜は、束ねてあるテープを外し、ビニール袋に入れ、フーッと息を吹き込んだ後、口を縛って保存すると長持ちします。
吹き込んだ二酸化炭素が葉野菜の鮮度を保つ助けになってくれます。
練りワサビを野菜室に置く
安価なものでいいので、粉練りワサビをペットボトルのフタなどに入れて野菜室の隅に置くと野菜が長持ちします。
わさびの殺菌作用で雑菌が繁殖しにくくなり、野菜が長く持つようになるのです。
たけのこに砂糖をまぶして冷凍
たけのこを普通に冷凍するとスカスカになってしまいますが、砂糖をまぶすだけでスカスカになるのを抑えられます。
あく抜きしたたけのこを5mmぐらいの厚さに切り、料理が甘くなりすぎない程度の砂糖をパラパラとまぶし、よく混ぜる
1回分ずつビニール袋に入れて冷凍庫で保存します。
じゃがいもはリンゴやアボガドと一緒に入れる
りんごやアボカドは、じゃがいもの芽が出るのを抑制するエチレンガスを放出します。
りんご1個に対して、段ボールに入れたじゃがいも5~10個が目安です。風通しのいい冷暗所で保存しましょう。
米の保存には使い捨てカイロを
米、玄米を入れた袋に未使用の使い捨てカイロを入れると、カイロの中の鉄と空気中の酸素が結合して、袋の中を酸欠状態にできます。
するとコクゾウムシなどの虫もわきにくく、鮮度も保てます。