更年期障害というと女性をイメージしますが、男性にも発症します。
 
それは有名人も例外ではありません。

歌手の美川憲一さんも男性更年期障害を経験しています。
 
医師
 
このコンテンツでは美川さんが経験した更年期障害の症状や治療法をまとめています。
 
(雑誌週刊新潮 2018年5/10号(Amazon)56~59ページを参考にしました)

美川憲一さん 更年期の症状と治療法

美川さんの場合、初期症状はこのようなものでした。

最初の兆候があったのが、昨年1月くらい。全身がだるくって、なにごとにもやる気が起きないし、ひどく疲れるようになったのよ。
 
トイレも近くなってね・・・。

加えて激しいめまいも起きるようになりました。

もうね、グルグルグルまわって、立っていられないのよ。
 
いままでに経験したことのない症状が続いたから、これが言うところの男の更年期障害ではないかってね。

男性更年期障害は男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌減少が引き金となって発症します。
 
女性は閉経が始まる50歳ごろに更年期障害が現れることが多いですが、男性は個人差が大きく、50歳から70歳くらいまでと幅があります。
 
美川さんの場合も、男性ホルモンの減少が著しかったそうです。

ロサンゼルスに行ったときに病院で検査をしてもらったら、男性ホルモンが従来の三分の一しかないと。
 
いまはね、アメリカで流行っているというホルモンバランスを整える療法を試していて、そのせいか、だいぶ良くなってきたわ。

一般的に男性ホルモンは30歳過ぎから年1~2%ずつ分泌量が減っていきます。
 
美川さんが受けたホルモンバランス療法は日本の病院でも受けられるのですが、実際に受けている男性はまだ少ないようです。(アメリカの二百分の一という調査も)
 
男性で更年期障害の症状に悩まされているなら、ホルモン療法を受診できる病院を検索してみてはいかがでしょうか。