更年期障害は、男性も悩まされる症状です。
演出家でタレントのテリー伊藤さんも、複数の不調を経験しています。
このコンテンツでは、テリーさんが経験した症状を紹介します。
(雑誌週刊新潮 2018年5/10号(Amazon)56~59ページを参考にしました)
テリー伊藤さん 更年期障害の症状 頻尿も発症
テリーさんのケースでは複数の症状のほかに性欲減退も顕著だったようです。
60歳を過ぎたころから、ひどい頭痛や冷え性に悩まされてきました。体温調節がうまくできず、夏でも長袖を着ていましたし、冬は靴下を穿かなくては眠れなかった。
そのうえ、3年前には、これまでならムラッとしたセクシーグラビアにもときめかなくなったし、好きな音楽を聞いても心に響かない。
なので、専門外来を受診したところ、更年期障害だと言われました。
テリーさんの場合、加えて前立腺肥大の症状も現れるようになります。
だんだん、頻尿になってきたのです。
仕事柄、テレビの収録では長時間、座っていなくてはなりません。これが辛くてね。
2時間の生放送のときとかは、CMの合間にダッシュでトイレに駆け込んで、素知らぬ顔をして戻ってくるという綱渡り的なことを繰り返していた。
映画も見にいけなくなり、飛行機も長時間のフライトは避けるようにしました。
それで、1年半前に思い切って病院には行くと、前立腺肥大だと。
いまは、朝晩二種類の前立腺の薬を飲んでいて、頻尿の方は収まりました。
テストステロンは筋肉の成長を促したり、脳内の性中枢を刺激し、性欲を起こすなどの働きがあります。
テストステロンの分泌が減少すると、性欲も減退するのです。
またテストステロンが減少すると排尿筋の柔軟性が低下し、急に強い尿意を感じる症状の原因になります。
テリーさんのように頻尿の薬を処方してもらうのも対処法のひとつであり、美川憲一さんが受けたホルモン療法という手もあります。
症状に悩まされているなら、医療機関を受診してみてはいかがでしょうか。