男性が更年期障害であるかどうかをチェックするのに、有名な問診表があります。

アメリカ・セントルイス大学のモーリー医学博士が作成したもので、日本の医療現場でも広く普及しています。




モーリーの10の質問 男性更年期かを調べる

10項目の質問をすることから、「モーリーの10の質問」と呼ばれています。
 
以下の質問に「はい」か「いいえ」で答えてください。

1 性欲(セックスしたいという気持ち)が低下していますか?
2 元気がなくなってきましたか?
3 体力あるいは持続力の低下がありますか?
4 身長が低くなってきましたか?
5 「日々の楽しみ」が少なくなったと感じますか?
 

 
6 物悲しい気分になったり、怒りっぽいですか?
7 勃起力が弱くなりましたか?
8 最近、運動する能力が低下したと感じますか?
9 夕食後うたた寝をすることがありますか?
10 最近、仕事の能力が低下したと感じますか?

 
これらの質問に対する回答が、以下のケースにあてはまるなら、更年期障害が疑われます。
 
1または7が「はい」の場合
 
あるいは
 
1と7以外の8問中3問が「はい」の場合
 
自分でチェックしてみて、「更年期障害かも」と感じた場合、医療機関を受診してみてはいかがでしょうか。
 
男性更年期障害ではうつなどの精神面での不調も多く発症します。対処が早いほど回復も早いのでとりあえず受診してみてマイナスにはなりません。
 
日本では泌尿器科の医師が「男性外来」を担当している場合が多いようです。