サイモントン療法とは、簡単に言うと「がんをポジティブなイメージで撃退する心理療法」ということになるでしょう。
 
米国のカール・サイモントン博士によって考案されました。
 
サイモントン療法では心身をリラックスした状態にして、体内の免疫機能が、がん細胞を死滅させていくイメージを具体的に思い浮かべます。

がん細胞が消滅していく映像を見たり、絵を描くなどすることもあります。
 
常に前向きな意識を持ち、こうしたイメージを毎日繰り返すことでがんの克服を目指します。
 
サイモントン療法を行ったがん患者は、行わなかった場合と比べて平均余命で1.5倍~2倍伸びたという調査結果もあります。
 
末期であってもガンが消滅、あるいは縮小した患者もそれぞれ2割前後いるそうです。
 
このエントリーでは「がん対策」として取り上げましたが、「病気を治す!」というポジティブなイメージはあらゆる疾患に有効であるという調査結果もあるそうです。
 
「病は気から」という言葉があるように、私はこうした「イメージが身体に及ぼす作用」をけっこう信じています。(ただし、医学的検査や治療を軽視していいとは考えていません。これは大事です)
 
少なくとも、ドヨ~ンと沈んだ気分が病気を撃退する助けになるとは思えません。
 
「笑う門には福来る」とも言うように、ポジティブで明るい意識はいろんな意味で良い効果をもたらしてくれるはずです。
 
これはおそらく、「病気を治す」といったことに限らず「人生全般」という大きなレベルでも真理と言えるのではないでしょうか。