(ちょっと前の話題で恐縮ですが)山中伸弥京都大学教授がノーベル医学生理学賞を受賞された際は日本中が大喝采を送りました。

これまで治らないとされてきた病気にも治癒への道を開く、まさに画期的な成果です。
 

 
IPS細胞を活用することで、具体的にどのような病気の治療が可能になるのでしょうか?また欠点はないのでしょうか?
 
簡単にですが、以下にまとめてお知らせします。
 
当エントリー作成時点で研究段階のものも含まれています。

薬の開発および治療が期待されている病気とIPS細胞の問題点

IPS細胞は以下のような病気の治療に活用できると期待されています。

がん 糖尿病 加齢黄斑変性 進行性骨化性線維異形成症(FOP) パーキンソン病 心臓疾患 内臓疾患 脊髄や骨髄などの疾患 毛髪や眼球、声帯、生殖の疾患 血液・血管の疾患
 

 
要は「異常を起こしてしまった組織を入れ替えることが可能になる」わけで、まさに人類を救う発見といっても過言ではないのです。
 
それでは、IPS細胞に欠点はないのでしょうか?
 
調べたところ、どうやら
 
IPS細胞はがん化しやすい
 
という欠点があります。
 
体細胞を初期化する過程で、遺伝子を運ぶ役割を担う「レトロウイルス」が、がん化の原因になるのです。
 
とはいえ、レトロウイルス以外の運び屋を探す研究も進んでいるため、その欠点も近いうちに克服されるのではないでしょうか。
 
こうしてまとめてみると、実にすばらしい成果であることが実感できます。山中教授、重ねておめでとうございます。