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私は自分が作った料理を友人に出すことがあります。その際に友人が食べるのを見ていて、ほぼ毎回感じることがあります。
それは「何か反応が欲しいなぁ」です。
自分の料理が友人の口に合っているかどうかが気になるのです。料理をする人なら、誰でも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
作ってもらった料理には何か反応を
私の場合、「料理の出来はどう?」などといちいち聞くのはうっとうしいかな、と思うので、実際に聞くことはあまりありません。
よって、友人が料理を全部平らげるか、おかわりをするか、といったことで間接的に判断しています。私としては、友人からは気を使わないコメントを期待しているので、たとえ批判的な言葉でもOKなのですが。
ここまで書いていてふと気付きました。
実家で暮らしている間、母が作ってくれた料理を、ほとんどは何も言わずブス~ッと食べていたなぁ、と。
母がマズい料理を作ることは全くと言えるほど無かったのですが、食べている私は何の反応も示さないことが圧倒的に多かったです。母にしてみれば何とも張り合いが無かったでしょうね。
母親に「美味しいね」と言うのはなかなか照れくさいものですが、こういうことは言わなきゃダメじゃないですか?最近は、たまに実家に帰ったら母の料理に「美味しい」と言うようにしています。
自分が作るようになったから言うわけではありませんが、誰かのために食事を作るのは結構大変なことであると同時に、とても素晴らしいことです。
ひとり暮らしを続けてるとそのことを本当に実感します。こうしたことを理解するためにも、誰でも一度は料理を経験するべきだと思います。
作ってくれた人にぜひ感謝の言葉を
もしも誰かがあなたにご飯を作ってくれているなら、ぜひその人に「美味しい」とか「ありがとう」など、感謝の言葉を伝えてください。
照れくさいのはよくわかります。作っている方も「見返り」を期待しているわけではありませんが、その感謝の言葉でどれだけ救われることか。
「おっしゃ!次も作ったるぜ!」という気になるのです。
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「誰も教えなかった料理のコツ」読んでみました
「作ってもらうことが当たり前」の状態になると、日々生活するうちに、作ってもらうことへの感謝の念を忘れてしまいがちです。私も自戒を込めてこのコンテンツを作っております。
「いただきます」「ごちそうさまでした」「美味しいね!」「ありがとう」を忘れないようにしたいものです。
料理を作ってみて 終わり。