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身体が出す「拒否反応」は、アルコールに対しても言えるのではないでしょうか。
ある程度の年齢に達すると、お酒も弱くなってきます。これも油ものと同様、身体の拒否反応だと思うのです。
二日酔いの日に、お酒を飲みたいとは思いませんよね。二日酔いはアルコール拒否の最たる状態であって、それのもっとマイルドなのが「お酒をあまり飲めなくなった」ではないでしょうか。
これまで私は週に1~2回飲酒していましたが、ここ1か月ほどは全く飲んでいません。あまり飲めなくなったと実感していたため、試しに飲酒を一切やめてみたのです。このところ飲むのはノンアルコールばかりです。(それこそ酔わない梅酒とか)
そのおかげか、最近は体調がすこぶる良いです。
日本人は、お酒を全く受け付けないという人もいます。ある程度は飲める人(私はコレです)でも、実際には身体にかなりの負担をかけていると見ています。なので、そんな人が「飲めなくなったなぁ」と感じたら、試しに酒量をグッと少なくするか、ゼロにしてみてはいかがでしょうか。
ただし、外国人や、日本人でもお酒で顔色が全く変わらない人はあまり関係ない話かもしれません。
あくまで推測ですが、昔の人はこういうサインに現代人よりもはるかに敏感だったのではないでしょうか。
「お酒はホドホドに」
「砂糖の食べ過ぎはダメ」
「夜食は良くない」
「薬も使いすぎると毒になる」
「旬のもの、地のものはイケる」
鋭い感覚から多くの経験が生まれ、それが重なって数々の健康ことわざが生まれたのでしょう。
・・・ここでふと考えたら、漠然とした感覚的なサインだけでなく、実にわかりやすいサインも多くありますね。
お腹が出てくる
ヒザや腰が痛くなる
肌が荒れる
気持ちが沈みがちになる
・・・などなど。
さらには、健康診断の結果や数値の変化などはサインそのものです。身体のサインを認識するには検査技術の発達した現代の方がはるかに恵まれているのかもしれません。
問題は、その「サイン」を真摯に受け止め、どう行動に移すかにかかっているわけです。
行動としては、「何かを食べなくなる」かもしれないし、「食べるようになる」こともあるでしょう。「適度に運動をする」かもしれません。
実は、私はいまでも油っこいものは大好きです。これを書いている最中も、「トンカツ食いてぇ・・・」などと考えてるほどです。だからといって、油っこいものをしょっちゅう食べるのは控えています。
身体のサインを無視して食べ続けていると、いつか「油もの絶対NG」な病気を引き起こしそうだからです。好きなものは、いつまでも食べられる身体でいたいですからね。
拒否反応など体のサイン 終わり。