以前私のメルマガで少食をとりあげた際、少食はいつごろから始めるべきか?と話題にしました。
 
その際、生活習慣病が気になりだす頃、少食を始めてみては?と提案しています。

しかし、これではちょっと漠然としていて、個人差もあり基準としてはいまいち頼りない感があります。
 
そこで考えをもう少し進めてみました。
 

油っこいものが苦手に→高カロリーへの拒否反応では?

もっとわかりやすく、かつ各人で認識できるタイミングはないかな?と考えていたところ・・・
 
油っこいものを昔ほど食べられなくなった時
 
がひらめきました。個人的には、それほど間違っていないのでは?と思っています。
 

 
年齢が進むと、揚げものや肉類などは昔ほど食べられなくなります。言うまでも無く、これらの食品はカロリーが高いですよね。
 
「梅干しを見るとつばが出る」ではありませんが、揚げものなどを見て「ちょっとキツいなぁ」と感じるのは、カロリーの高い食品への拒否反応とは考えられないでしょうか?
 
「そんなにカロリーの高いものを食べるとダメだよ」という身体からのサインだと思うのです。
 

 
トシをとると消化機能も低下します。そのために起きる拒否反応の可能性もあります。
 
よって、このサインが出たらカロリー制限を意識してみてはいかがかと。
 
もちろん、油分の多い食品なら好きなだけ食べてよい、というわけではありません。




日本人の身体は揚げ物に慣れていないのかも?

揚げものの歴史は奈良・平安までさかのぼるそうです。
 
天ぷらの歴史
kadoya.com/sesameweb/enjoy/chie/tempura/tempura01.html
 
上のリンク先や、先日読んだ「和食の極意」によると、江戸時代の中期~後半になると、天ぷらの屋台が登場しています。
 
このあたりから、揚げものが一般庶民にも広がり始めたと考えられます。
 
つまり、揚げものが日本人の胃に入るようになって、400年ほどしか経っていないわけです。
 

 
それだけの時間で、人間の体は揚げ物を消化できる機能を備えられるのでしょうか?
 
もしかしたら、日本人の代謝能力はまだ油ものに適応していないのかもしれません。
 
それで拒否反応も出やすいのではないかと。
 
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