池波正太郎さん 海外で食事をする時など健康関連話

作家の池波正太郎さんは美食家として知られています。
 
外国への渡航経験も多い池波さんですが、海外では「食べ歩き」はしなかったそうです。
 
この件について池波さんは次のように書かれています。

私は別に、食べ歩きのようなことはしない。
 
フランスで、これをやるとなれば、先ずフランス語ができて、メニュが読めなくてはならないし、私ならば二十年前の胃袋を持っていなくてはならない。
 
(中略) 
 
外国へ行くときの私は、腹八分目というよりも七分目にしてしまう。
 
異国の旅先で胃腸をこわしたら、(たまったものではない)と思うからだ。
 
(中略) 
 
いつも海外旅行に同行して、世話をやいてくれるSなどは、はじめのうち、私があまりに小食なので、「躰のぐあいが、どこか、お悪いのですか?」案じてくれたほどに、食欲をつつしんでしまう。
 
このためか、どうか、外国へ行って躰をこわしたことは一度もなく、持参の応急漢方薬は、ほとんど同行者のためのものとなってしまうのが常だ。
 
(「池波正太郎のそうざい料理帖」80~82ページ)

海外に行く機会があれば、参考にしようかな、とも思いますが、せっかくの旅行なのだから、現地の食事を楽しまないともったいないという気もします・・・。(´Д`)
 

 
同じく「そうざい料理帳」に、池波正太郎さんの健康についての記述がいくつかあったので紹介します。 

昨日は血圧があがって、上が180、下が90になり、安静に寝ていたが、きょうは下が75に下がる。
 
毎年、春から、いまごろの季節(むらお注 おそらく梅雨か初夏の頃と推測されます)までが私にはもっともいけない。
 
(中略)
 
昨日から血圧が正常にもどった。
 
若いときは何でもなく過ごしてこられたものが、季節の変り目になると、いちいち体調に影響する。
(59ページ)
このごろは、夜食をやめ、ジュース一杯にとどめているので、朝昼兼帯の第一食がとても旨くなった。
 
いまの私は完全に二食で、間食もほとんどしない。
(65ページ)
現在の私は、一日二食になってしまった。
 
仕事を夜半前後から明け方にかけてするので、目ざめるのは、どうしても11時前後になってしまう。
 
ベッドで、先ず冷えたジュースをのみ、胃袋も目ざめさせる。
 
このときにビタミンCをのんでいたが、「朝はコーヒーをのむのだったら、効き目がないですよ」などと友人にいわれたので、V・Cは夜半にのむことにした。(104ページ)

私にとって池波さんは大変な美食家というイメージがあり、実際そうだと思います。
 
ただし普段の食事は控えめであり、節制にも気を使っておられたようです。
 
そうざい料理帖 巻一 (レビューあり)
そうざい料理帖 巻一 (平凡社ライブラリー)
 
ここでひとつ疑問が。
 
コーヒーとビタミンCの組み合わせはNGなのでしょうか?私はピンとこなかったので、ネットで調べてみました。
 
その結果、「NG」と「OK」の両方の意見があるようです。
私としては「OKなんじゃない?」と感じますが。
 

コメントを残す