残暑がようやく終わり、熊本でも「おっ?もしかして寒い?」と感じる日が増えてきました。
(このコンテンツは2018年10月に作成しています)
 
そろそろ「夏の疲れ」が出る頃ではないでしょうか。
 
この時期は「夏の疲れ」に気温の急激な低下も手伝って、体調を崩しやすくなります。

夏が終わると風物詩のように語られる「夏の疲れ」ですが、いまいち漠然として、正体がハッキリしないというイメージはないでしょうか?
 
その「夏の疲れ」に関していくつか資料を読み、ちょっと考えてみました。
 
結論から書きますと、夏の疲れとは
 
「神経の疲れ」
 
ではないでしょうか?
 
慣れないことをやったり、極度に緊張する場面で作業を行うと「いやー、神経使ったなぁ」とグッタリ疲れることがあります。まさにコレと同じで、肉体と同じように神経も酷使すると疲れるのです。
 
ここで疲労する神経は自律神経ですね。
 
 
では、夏はなぜ自律神経が疲労するのでしょうか?
 
理由としては「気温の関係で自律神経が働く機会が多いから」です。
 
例えば屋外に出ると、暑さで常に汗をかきます。これは自律神経の働きです。かと思うと、屋内では寒いくらい冷房が利いていたりします。すると、それまで「暑さ」に対応していた神経が、急に寒さへの対応をすることになります。
 
神経への負担は当然大きくなります。
 
また夏は冷たいものを飲んで内臓を冷やす機会が増えます。すると自律神経が働いて、内臓を温める作用をしなくてはいけません。これも、他の季節ではあまり起こらない「神経への負担」です。
 
さらに夏は夜寝苦しいことが多く、睡眠中に神経が疲労を回復させることもままならなくなります。
 
こう考えてみると、夏は知らず知らずのうちに「神経を使って」いて、また神経の疲れがたまりやすい条件が重なっていることがわかります。
 
酷暑が続く近年はなおさらでしょう。
 
「行楽の秋」「」スポーツの秋」ではありますが、休日は意識して神経を休める必要もあるのではないでしょうか。