雑誌「週刊新潮」に、「『センテナリアン』の仲間入りを果たすコツ」という記事がありました。東大病院放射線科・中川恵一准教授の連載です。
 
「センテナリアン」とは、100歳以上のご長寿さん、「百寿者」ですね。
 
記事では、センテナリアンにはどんな特徴があるのか、どういう生活習慣なのか?などが解説されていました。
 
興味深い内容だったので、要旨をまとめて紹介します。
 
(このコンテンツは週刊新潮 2013年 8/22号80ページを参考にしています)

センテナリアンには、以下のような特徴があります。

糖尿病の人は6%と非常に少ない
動脈硬化の割合も60%と、90歳代の平均80%以上を大きく下回る
 
肥満の人はほとんどいない
エネルギー摂取量は一般成人の70%程度
 
男性センテナリアン566人の平均身長は154.7cm、平均体重は49.1kg、平均BMIは20.5
 
女性1341人の平均は、それぞれ141.9cm、39kg、19.5
 
センテナリアンの9割が一日三食食べている
肉より魚を好む
好きな食べ物は多い順に 果物 魚 甘いもの 刺身 寿司
 
9割が野菜を毎日食べる
6割が牛乳・乳製品・果物を毎日食べる
約半数が豆、魚介、卵を毎日食べる
毎日肉を食べるのは2割程度
 
飲酒習慣があるのは男性で22%、女性で6%(これは一般高齢者とほぼ同じ割合)
 
喫煙習慣がある人は少なく、男性で6%、女性で0.8%
 
運動習慣がある人は男性で54%、女性で40%
運動で最も多いのは散歩(男性57%、女性41%)、次に体操(男女とも31%)
運動は週5~7回すると回答した人が最も多かった

 
カロリー摂取量は少なめですが、食べる食材はかなりバラエティに富んでいる印象があります。
 
個人的にひとつ目をひいたのは、6割の人が牛乳など乳製品を毎日とっていること。
 
牛乳は体に悪い、との主張もたまに目にしますが、私は「別に食べてもいいんじゃないの?」と考えています。
 
このセンテナリアンの調査結果からも、乳製品はそれほど悪くない、といえるのでないでしょうか。