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別のコンテンツでも紹介したように、身体に合っているかどうかの目安として石原結實医師は
 
・排泄がスムーズになる
・身体が温まる
・気分が良くなる
 
といったポイントを挙げています。

少食と関連して、私は内蔵を休めることは非常に大事だと考えています。
 
ちょっと考えてみてください。内蔵は主に筋肉でできていますよね。
 
食べ物の消化には平均で3時間ほどかかると言われています。その間、消化のための筋肉が動き続けるわけです。
 
ちょっと話が違うかもしれませんが、大腿筋や腹筋などの筋肉を3時間動かし続けるのは大変ではないですか?
 
さらには各種の消化酵素等をフル稼働させるわけで、食べ物を消化する行為は身体への負担が大きいのです。もしかしたら消化は人間の基礎活動で一番消耗する動作かもしれません。 
 
以前お知らせした「少食にすると(摂取カロリーを制限すると)寿命が延びる」のも身体の消耗が少ないことが理由のひとつであることは間違いないでしょう。
 
私が考える「内蔵を休める」行動を挙げてみます。私は「少食」と一緒に頭に入れています。
 
・(単純に)食べる回数や量を減らす 
・よくかんで食べる 
・消化の良いものを食べる 
・お腹を冷やさない 
・休肝日をつくる 
・化学物質の入ったものは食べない

 
・・・と、ここまで何やらエラそうなことを書いてますが、実は私も「食べすぎたかな?」と反省することがいまだにあります。
 
(「お腹が減っているから」というよりも、惰性で食べることってありませんか?)
 
でも、少食に関する本をいくつか読むうちに、食事を控えめにすることの利点がわかってきたので、摂取カロリーにセーブをかけることが昔よりはできるようになりました。
 
食べすぎた、と思った時は次の食事量を減らしますし、自己流ですが断食っぽいことをやることもあります。当然ひもじくなりますが、なぜか身体のキレが良くなるような気がします。
 
それは「ダイエット」というくくりよりも大きい意義があるように感じるのです。
 
生活習慣病が気になる年齢ならば特に、ごく小さなことから少食を心掛けてみてはいかがでしょうか。
 
じわじわと少食に 終わり