このサイトや私のメルマガでは、空腹や少食について何度かお知らせしています。
空腹や少食により得られるメリットとしては、
「摂取カロリー」を制限すると、寿命が延びる、つまりアンチエイジング効果がある
という主張が最も多いのではないでしょうか。
空腹によるアンチエイジング ミトコンドリア活性化と成長ホルモン
この説に対しては反論もありますが、私はその根拠を
ミトコンドリアが増え、活性化するから
と紹介しています。
慶応大学の伊藤裕教授は
「ミトコンドリアが全身の臓器に供給するエネルギーが潤沢であればあるほど、われわれは健康に長生きができる」
と主張されています。
関連して、こんな記事がありました。
空腹が人を健康にする
www.news-postseven.com/archives/20120310_93100.html
一部引用致します
金沢大学大学院医学系研究科の小池浩司・准教授が解説する。
「成長ホルモンは“若返りホルモン”といわれ、歳をとると減っていくものですが、飢餓の状態になると成長ホルモンの分泌が増え、体全体にいい影響を与えることがわかっています。
飢餓が行き過ぎると逆効果になるので注意が必要ですが、適度な摂取カロリーの制限がアンチエイジングにつながるというのは、すでに研究者の間で共通認識となっています」
空腹になってお腹がグーッと鳴ると、その瞬間、消化管からグレリンというペプチドホルモンが分泌され、それが下垂体を刺激して成長ホルモンの分泌を強力に刺激する。
ミトコンドリアは成長ホルモンの分泌にも関わっています。
ミトコンドリアが機能不全になる病気では、成長ホルモンの分泌が少ないため身長が伸びないケースがあるのです。
こうしたことを考え合わせれば、
・空腹状態(摂取カロリー制限)になるとミトコンドリアが増え、活性化する
・成長ホルモンの分泌量も増える アンチエイジングにつながる
と結論付けられるのではないでしょうか。