うつが発症する主な原因は経済的な困窮、仕事のストレスなど、その人をとりまく社会や環境であることに異論はないでしょう。
 
しかし原因はそれだけではなく、食べるものが偏っていてもうつは発症します。
 
うつを防ぐために必要な栄養素があり、それらが不足するとうつにかかりやすくなってしまうのです。

その栄養素とは
 
・たんぱく質
・ビタミン ミネラル

 
であり、たんぱく質は動物性たんぱく質、ビタミンはビタミンB群が特に大事です。
 
うつはノルアドレナリンやセロトニンなどの脳内物質が不足すると発症しやすいことがわかっています。
 
これらの物質はたんぱく質が原料であり、中でもトリプトファンを含む動物性たんぱく質(肉、魚、卵など)を摂取するのは大事なポイントです。
 
また、たんぱく質を脳内物質に変える過程ではビタミンやミネラルが必要になります。中でもビタミンB群はたんぱく質の代謝に重要な役割を担っています。
 
ダイエットを意識している女性は、極端な偏食をすることがあるので、「栄養状態が悪くてうつになる」ケースもあるのです。
 
ひとつおさえておきたいのは、「上の栄養素だけをとっておけばうつを防げるわけではない」ことです。
 
たんぱく質が代謝される際にはブドウ糖も必要です。
 
要は「バランス良い食事を心がけないと、うつになることもあり得る」ということです。
 
環境から受けるストレスを避けるのは困難かもしれませんが、食事は自分で気をつけて工夫することができます。
 
ストレスに負けないためにも食べる!という意識も大事ではないでしょうか。