別コンテンツで、高田明和医師がうつを発症したきっかけを紹介しました。
高田明和医師 うつ病の原因「地位は無意味」「自分は欠点だらけ」
このコンテンツでは、高田医師がうつを改善させたきっかけを紹介します。
三つの言葉を欠かさずつぶやく
重い症状に悩まされた高田医師でしたが、ある日こういう考えが浮かびました。
今までの考え方、生き方では破滅があるだけだ、今こそ考え方を変えて、人生を変えるときが来ているのではないか。
「今までの考え方では駄目だ」という思いが強くなったのです。
それからは、次の三つの言葉を欠かさずつぶやくようになりました。
「困ったことは起こらない」
「すべてはよくなる」
「過去は思わない」
出勤途中でもずっとつぶやき続けていると、不思議と気分も明るくなってきました。
そして1976年の1月4日は高田医師にとって忘れられない日になりました。
「本当に「うつ」が治ったマニュアル(Amazon)」には、次のようにあります。
朝起きるといつもよりも朝日が明るく感じられました。
すると、それまで頭の中を覆っている膜が、パリパリという音をたててはがれていくような気がしました。
その音とともに、周囲も明るく感じられたのです。私は「あれっ、これはうつが治るということかな」と思い、急に嬉しくなったのです。
「本当に『うつ』が治ったマニュアル」71ページより
この天啓とも言えそうな経験の後、高田医師は人との会話を苦痛と感じなくなりました。
「もしかしたら、うつは治るかもしれない」「いや、治り始めているのかもしれない」と自覚するようになり、以後高田医師のうつは劇的に快方に向かっていきます。
口にする言葉の力の大きさがわかります。
何かと不安の多い世の中です。
うつに悩まされていなくとも、気分が落ち込んでいる自覚があるなら高田医師の三つの言葉を唱えてみてはいかがでしょうか。