コンビニなどで販売されているおにぎりやサンドイッチの消費期限は36時間ほどが多いようですが、実際には72時間後でも品質が変わらないように作られているそうです。
 
つまり「72時間放置しても腐らない」わけで、それだけ保存期間を長くできるのは保存料の働きによるものです。
 
保存料として広く使われている成分に「ソルビン酸」があります。

ソルビン酸には微生物の繁殖を抑える働きがあります。
 
つまりソルビン酸は微生物の分裂・増殖を抑制して食品の腐敗を防いでくれるわけです。
 
ソルビン酸は加工食品に多用されており、パンやケーキ、菓子類、調味料、ハム、魚肉のかまぼこやソーセージなどの練り製品などに含まれています。
 
市販の食品で成分表示に「ソルビン酸」とあるものはいくらでも見つけることができます。
 
ソルビン酸は食品1kgあたり約3gまでは添加が認められています。(食品の種類によって違います)
 
ソルビン酸は動物実験で毒性が無いことは証明されており、人間の細胞を培養する実験でも害の無いことがわかっています。
 
しかし、ソルビン酸に「微生物の生育を妨げる」効果があるということは、ソルビン酸を含む食品を食べた場合、「人間の腸内細菌の生育も妨げてしまう」ことも考えられるわけです。
 
腸内細菌の重要性は今や一般にも広く知られています。
 
現代社会では、保存料を含まない食品を食べる方が難しいというケースもあるかもしれませんが、保存料がどういうものかを知っておくのは決してマイナスにはならないでしょう。

食品添加物の一括表示

現在市販されている食品には、ほとんどと言っていいほど食品添加物が使われています。
 
食品添加物を表示する際、「一括表示」という手法が認められているのはご存知でしょうか。
 
簡単に言うと、「同じ目的で添加物が複数用いられる場合は、個別の名称を表示しなくとも一括表示して良い」というもので、2001年のJAS法改正で合法化されました。
 
最近は「食の安全性」への関心が高くなっていることから、生産地とともに食品表示をチェックする人も増えているようなので、頭にいれておいてはいかがでしょうか。
 
例えば、ひとつの表示例として
 
調味料(アミノ酸等) PH調整剤 酸味料 香料
 
とあったとします。
 
これだけを見ると「添加物は4種類だけ」とも解釈できそうですが、実際はそうではありません。
 
例えば「調味料(アミノ酸等)」という表記は、L-アスパラギン酸ナトリウムやDL-アラニンなど複数の添加物を一括表示しているのです。
 
何種類か添加してるけど、「調味料(アミノ酸等)」で全部まとめて表示している、というわけです。
 
「PH調整剤」という表示も、クエン酸、アジピン酸、クエン酸三ナトリウムなど複数の添加物を一括表示しているケースがあります。以下の酸味料、香料も同様です。
 
このように一括表示される項目としては
 
イーストフード ガムベース かんすい 苦味料 酵素 光沢剤 香料 酸味料 軟化剤 調味料 凝固剤 乳化剤 PH調整剤 膨張剤
 
と14種類あります。
 
私は食品添加物の全てが悪いとは思いませんが、こうして「パッと見の表示と、意味するところが違う」ことがあるのは知っておくべきだと考えています。

添加物と便 気付いたこと

私は基本的に、コンビニなどで市販されているおにぎりや総菜パンの類はあまり食べないようにしています。
 
(以下、食事が近い方には向かない表現が出てきます)
 
裏の成分表示を見ると添加物の類がズラッと並んでいて、やはり健康を意識する者としては、どうしても敬遠してしまいます。
 
しかし以前、コンビニのおにぎりや総菜パンを続けて食べる機会がありました。
 
私としてはあまり気はすすまなかったのですが、成り行き上食べることになってしまいました。
 
数回そうした食事を続けた後、ひとつ気付いたことがあります。
 
それは
 
「便がまともな形を成していない」
 
ということです。
 
「良い便の例」として「バナナ形」なんてことが言われますが、今回出たのは「半分下痢」みたいな、何ともさっぱりしない便だったのです。
 
便の形を形成する要素はいくつもあり、「原因はコレだ!」と特定することが非常に難しいのは承知しています。
 
しかし私としては、食品に含まれていた添加物が腸内細菌などの働きを乱したのではないかと考えています。
 
これに関してネット上で情報をサッと探してみたのですが、それらしいものはありませんでした。
 
けれどもそれほどハズしていない考えだと思うのですが、いかがでしょう?